2011.6/18(土)〜19(日) 三宅島釣行
18日(土) 三本岳マカド根 Hiro、狂
恒例の5月三宅島釣行も、3月以降のバタバタで順延し、6月の梅雨真っ只中の
釣行となった。が、両日共、小雨程度の雨に遭ったものの、
気温も例年より低く、比較的良い天候に恵まれた釣行となった。

5時、三宅島錆ヶ浜港に到着すると、少しひんやりするほどの気温。

今回は哲ちゃんが取材で不在となり、とーちゃんと谷さんにお世話になる。


さっそく準備を済ませ阿古漁港へ。今回は自分で荷物車の軽トラを運転して行く。
いつもお世話になる成栄丸は石鯛師2名、天狗屋の客5名
写真の住吉丸は2名と、季節がらなのか、この時勢なのか釣り客が少ない。

いつもは団体で来ている、中国人の客もいない。
と言うことで、べた凪の港を出発し、この分なら「エビ根」も渡れるか?
と思ったものの、三本岳周辺は、少しウネリがあり満潮も重なった
ことから急遽マカド根へ変更。石鯛師組と2組だけなので、ほぼマカド根を
独占状態となった。
釣り座をHiro氏はチャカ場へ、私はやや東寄りのいつもの高台へと決め実釣開始。
コマセを撒くと、チョウチョウウオも群れ夏の海になりつつあるが、サラシの先には中型〜大型の魚影が見える。
しかし尾っぽが白いメジナの姿は確認できず、このイスズミの群れに午前中は悩まされることになった。
更に、その釣魚を狙ってか、2mクラスのサメが回遊し、釣魚を食いに来る。
Hiro氏は、このサメに魚を食われ、更にもう一尾のサメに
ラインを絡められウキごと喪失。

私も最後の一投に掛った良型がいきなりパワーを発揮して
ドラグを唸らせ、一気に半分近くミチイトを引きずり出された。
こちらも恐らくサメの仕業かと。ハリスが飛び、歯跡からすると
釣魚はイスズミと思われるが。


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余りにも釣れないので、暫く西突端を観に行ったり、食事を
摂ったり時間をつぶす。


本来、この西突端で潮が神津島方面に流れる時がベストらしいが
折からの雨と波でずるずる状態。足場も高く、釣りになりそうも
なく撤退。


暫くすれば、南東からの荒れも収まり、反対側、本島寄りの
東突端へは入れそうな雰囲気ではある。
まぁ最初の釣り座もイスズミの攻勢で釣りにならんし、潮が変わるまで
外洋側で釣りを始めてみた。西突端寄りは波を被っていたため、
やや中央付近の高場へ。

綺麗なサラシとウネリが、仕掛けを適度な速さで沖に持って行ってくれるものの
やはり見え隠れする魚は、イスズミの様子。2尾ほど掛けたとことで、
早々に撤収する。
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元の釣り座に戻ってみると、
潮が、緩やかに東方向(本島方面)に流れ出していた。相変わらず足元から見える範囲はチョウチョウウオとイスズミのオンパレードだが、
少々期待が出てきた。コマセを合わせると、ほぼ餌盗りにやられるため、仕掛けをコマセから放して流してみると、
待望のメジナのアタリ。40cmほどの口太クンであったが、とりあえずホッとする。

その後、木っ葉も含めメジナがポツポツ。そして、やっと来た尾長くんも40cm程度。まだまだと、全てリリース。

さて、先述の『ゴールデンタイム』とは・・・・

この季節、三宅島本島の地磯で、とんでもないモンスターが太仕掛けをブチ切って行く現象があるそうです。

その釣り方は、夕方地磯に入ると、1.5時間くらいかけてコマセのみを打ち続け、
魚を寄せることに集中するそうです。
この間は竿を出さずに・・・・。


そして暗くなりかけ魚影の雰囲気が出始めた頃から戦闘開始。

上がる魚は良型イサキ(40がレギュラーサイズ)やら、良型メジナ、真鯛、フエフキなど楽しめるそうです。
もちろん釣果が確実に保証される訳ではありませんが、各種ビッグママが期待できるらしいのです・・・・。

つまり、ビッグママとは言え、上がれば魚種は判るのですが。そのモンスターが掛ると、竿を持ち上げるどころか、ラインが一直線になり、
なす術もなく極太仕掛けを
持って行かれるそうです。だから、誰もそのモンスターが何かは・・・・知らないらしい。

こんな釣りを、21時頃まで楽しむのだそうです。確実に、ハマると哲ちゃんとーちゃんが言っていました。
天狗屋での夜ごはん&おチャケも楽しみなんだけども、こんな話を聞くと気持ちがね・・・・・そんな話題でした。

この頃には、途中で降り出した小雨も止み、風もおさまったので、
当初から、釣り座にと思っていた、下の場所に入ってみることにした。朝のうちは波が被っていたことと、降り口も雨ん濡れていたため
滑りやすかったので、やめていたのだが。
注意して降りてみると、足場も良く高さも適当である。しかし、右手に壁があるために、回り込まれるとアウト。
右手の壁の向こうは、昨年、釣り座に構えたポイント。

と、やはりHiro氏が、移動してきた様子(下写真)。
そんな感じで釣りを再開してみると、
既に、そこには東向きの激流が流れており、仕掛けは瞬時に流されていく。

しかも沖合に行くと、右手に回り込もうとするので釣りになりにくい。

何匹かの木っ葉メジナとイスズミを掛けるも、その速さに太刀打ちできず、
ついにウキを外してみることにした。

仕掛けには、ハリスとの直結部に2B、ハリス中央にBのガン玉を付けたのみ。

試しに仕掛けを入れてみると、ラインはあっという間に持って行かれ、
糸がはじき出されるものの、速さとしては適度。それでも糸を止めると、
穂先がグーッと曲がっていくパワーがあるが仕掛けは適度な深さで
落ち着いている様子。

コマセを仕掛けの間近に入れると、手前から餌盗りにやられるので、
仕掛け投入後、かなり潮上にコマセを入れ、右写真の中央程で仕掛けを止めながら
コマセと併せて行くイメージ。
すると、何投目だったか、ギュン!と竿を引っ手繰るアタリが来て、潮に乗ってかなり強烈に引いていく。
一向に、こっちを向く様子もないが、右手に回り込まれるとアウトなので、仕掛けを信じて強引に寄せにかかる。
魚は思った通りに寄ってきたものの、今度は右上写真の根際で更に強烈に突っ込み始めた。

竿で溜めにかかるも、一向に上がってこず、更にギリギリと竿を絞り込んでいく。

そして、ついに・・・・ぶっちん!! ミチイト6号、ハリス6号の直結部が飛ばされた。
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悔しい一撃であった。

こうなるとアタリも遠のく感じがするが、そこは三本岳。
すかさず次のアタリが来る。これも潮に乗り抵抗するが、さっきほど
のパワーはなく、足元でも抵抗は見せたもののタモ入れも成功(左写真)。

Hiro氏も、ほぼ同サイズ(45cm)の口太クンを釣り上げていた。

私は、最初の一尾が口太クンだったが、その後ここまで尾長オンリー。
彼は、この日口太オンリーだったそうだ。

その後、恒例の口太の湧きグレが発生し、
目の前を流れに沿って、大河のごとく移動していく。観察すると、時折水面で
口をパクつかせているが、コマセにも付け餌にも反応しない。

時折、その水面下で木っ葉口太が食ってくるかイスズミが割り込んでくる程度。
そして、その潮流も止まると、口太の群れも見られなくなり、
14時片付けながら戻り、残り30分チャカ場で竿を出す。


ここでもイスズミの群れや時折湧きグレが出たりするものの
釣果は芳しくなく、最後の一投と思って入れた仕掛けも
先述の通り・・・・たぶんサメに持って行かれ終了。

石鯛師は、小さな(たぶん子イシガキ)のばかりで
まともにやっていたら、餌のガンガゼとカニが午前中で
終わるほどだったと。

青根に渡った、他の3人は2名が50cmクラスを3枚釣り上げ
小振りながらシマアジも出たとのことだった。

帰島後、この3人は夕方の地磯へ「ゴールデンタイム」と言う
名前のハッピーな時間を過ごしに出かけて行った。
我々は片付け後、風呂に入り・・・・

17時頃〜既に飲み飲み体制に突入。

そのまま食事に入り、21時頃だったかな・・・撃沈。


一度起きて、美味しい味噌汁とご飯を頂き、
明日に備えて・・・・瞬殺で就寝。

つづく・・・・・
2011.6/19(日)
三宅島(エデン下)釣行記へ