ジェラード・バトラーは去る3月にヒット映画『300』で戦士王としてなだれ込んで来た。そのコンピュータの生み出したスパルタの戦闘映画は、同種の様式
化されたアクションだがもっとモーション・キャプチャーとコンピュータ・アニメーションを用いた『ベオウルフー呪われし勇者ー』への露払いをした。
現状では、『300』は『ベオウルフ』よりずっといい大ヒットをしている。実際、『300』は多くの人を驚かせ、世界中で4億5,600万米ドルというと
てつもない額を上げ、これは国際的な映画産業では続編へのシグナルである。
バトラーは、彼には別の『300』風な映画をやるチャンスはほぼ無いと言っている。しかし、スコットランド人の俳優は『300』が彼のキャリア向上と評価
要因を変えたということを認めている。
「もっと認めてもらえるだろうけど、そうしたい時にはそのすべてからまだ逃げ出すことができる」と38歳は述べている。
その間、バトラーは先週の金曜に公開になった『P.S.
アイ・ラヴ・ユー』で愉快で柔和な人物を手に入れた。その映画では、ヒラリー・スワンクが亡くなった夫(バトラー)のラヴ・レターを読んで、彼女が彼の死
に適応することを助けてもらう。それはかなりの新基軸ーーアクション・ヒーローからお涙頂戴のロマンティック・コメディへーーだが、バトラーはそれには構
わない。「ぼくは振幅が大きいんだよ」と彼は笑いながら言った。
それでもバトラーは戦士の面に戻るーー今回は現代の殺し屋だーーガイ・リッチーの犯罪ストーリー『ロックン・ローラ』で、来年公開されることになってい
る。
目下彼は『ゲーム』の撮影中で、そこでは人間が他の人間をオンラインのゲーム環境でコントロールできる。映画は『300』に群がったのと同じ観衆を狙って
いる。「それははっきりとした選択ではなかったし、リスクもあるだろうが、この映画は信じられないイマジネーションがある」と彼は言う。
『エスケープ・フロム・ニュー・ヨーク』のリメイクでのカート・ラッセルの役についてバトラーは、すでに報じられたように企画から降りている訳ではないと
伝えている。代わりに、かれは様子見の状態なのだ。「まだいつ始まるのか決まっていない」と言う。
また、彼は『300』の監督ザック・スナイダーが大変に待たれているグラフィック・コミック『ウォッチメン』の映画版の役を彼に与えていないことに怒って
はいないと力説している。「いずれにしても、ぼくはできなかったよ」とバトラーは言う。
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