2019年12月22日(日)「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

STAR WARS: EPSODE IX - THE RISE OF SKYWALKER・2019・米・2時間22分(IMDbでは141分)

日本語字幕:手描き風書体下、林 完治/シネスコ・サイズ(2.39、レンズ、Arri、ドルビーVISION、in Panavision)/ドルビーATMOS(IMDbでは、dts:X、ドルビー・デジタル、ドルビー・サラウンド7.1、Auro 11、IMAX 6-Track、Sonics-DDP、12トラック・デジタル・サウンドも)

(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、ドルビーATMOS上映、3D上映、4D上映もあり)

監督:J・J・エイブラムス
脚本:クリス・テリオ、
   J・J・エイブラムス
撮影:ダニエル・ミンデル
出演:デイジー・リドリー、
   アダム・ドライヴァー、
   ジョン・ボイエガ、
   オスカー・アイザック、
   ハリソン・フォード、ほか

公式サイト
https://starwars.disney.co.jp/movie/skywalker.html
(全国の劇場リストもあり)

カイロ・レン(アダム・ドライヴァー)は、宇宙に2つしかないとされるウエイ・ファインダーを手に入れると、自らの宇宙船に接続し、秘匿された惑星へと向かう。そこでスノークをも操っていた影の人物に会うと、新しい帝国と引き換えにレイ(デイジー・リドリー)を殺せと命じられる。そんなころ、反乱軍の元にファースト・オーダー内のスパイから「パルパティーン皇帝が生きている」という情報がもたらされる。ルークが追っていたネタでもあり、レイは仲間のフィン(ジョン・ボイエガ)、ポー(オスカー・アイザック)、BB-8、C-3PO(アンソニー・ダニエルズ)らとともに、ルークの足跡を追うことにする。


76点

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 面白かった。最後(?)のスター・ウォーズを堪能した。ただ、あまりに大きすぎるシリーズなので、好きという人もいれば、ダメだという人もいて、意見は分かれるのだろう。観客それぞれに思い込みがある作品だけに、必ず否定的な意見を言う人はいる。しかも、相当手厳しいことを。それはこの大きな作品の宿命みたいなものだろう。楽しめないと損するような気はするが……。

 まあ展開としては同じことの繰り返し、帝国軍と反乱軍の戦い、新しいアンドロイドの参入、スパイ、仲間、荒くれが集まる酒場での人捜し、窮地に追い込まれるが鍵を握る敵施設の破壊と決死の突入から、思わぬ援軍の登場、撃破、めでたしめでたし。大人の童話。水戸黄門的パターン。でも面白かったし、感動した。

 この流れで行くと、三部作の2番目、前作のエピーソード8は何だったのか。なくても良かったじゃん。フィンと整備士のローズの暴走も抑えられ(つなぎなので、これくらいしか出来ることがなかったか)、必要以上にアジア系が目立つこともなくなった。いろいろな謎に答えて(「2」ではほとんど何も答えていない)きっちりまとめてみせる。

 物語が終わっても、ほとんどの人が立たなかった。エンド・クレジットが終わるまで、みな座って見ていた。追加映像とか、何かしらのメッセージが出るかもと思ったのかも。「007」みたいに、○○でもどってくるとか、新たな物語が始まるとか、何年間ありがとうとか、結局何も出なかった。たぶん、物語の1つの終わり。それだけ、と。とは言え、ラストの名所巡り的なシーンには感動した。クラウド・シティ、森の惑星エンドアとイウォーク族、砂漠の惑星のタトゥイーン……などなど。最初に作られた3部作にゆかりの地というところが、ボクら古いファンには嬉しかった。

 銃は、レイはハン・ソロからもらったモーゼル・ミリタリーのグリップのブラスターを使い、チラッと出てきたハン・ソロはモーゼル・ミリタリー、ベースのブラスターが腰に下がっていたはず。ファースト・オーダー軍は古い帝国軍のブラスター、スターリングSMGベースだが、ほかにもG36ベースが混じっていたよう。imfdbによると、ファースト・オーダー軍はグロック・ベースのピストル・カービンや、レジスタンスはP226ベースも使っていたらしい。

 公開3日目、字幕ATMOS版の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は、着いた時点でほとんどの回が残席わずかの黄色表示。席数の少ない4D上映やIMAX版は完売の赤表示。普通の字幕版も黄色表示だった。すごいなあ。20分前くらいに開場。やはり若い人から中高年まで幅広い。男女比も半々くらい。下は父に連れられた小学低学年くらいに男の子から。字幕版で大丈夫なのか。最終的には499席の98%くらいが埋まった。後ろのボックス席はわからなかったが、9席×2列のプレミアム席もすべて埋まった。

 CM・予告の途中で半暗になり、マナーのあと暗くなってTCXのデモ、ドルビーATMOSのデモと続いて、いよいよかと思いきや、まぶしい白バックの足元注意から、映画泥棒で、本編へ。

 予告の段階から、ときどき4D劇場の振動が伝わってきて不快だった。どうにかならないのかなあ。


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