2024年1月19日(金)「エクスペンダブルズ ニューブラッド」

EXPEND4BLES・2023・米・1時間43分

日本語字幕:丸ゴシック体下、林 完治/シネスコ・サイズ(IMDbでは2.39、Sony CineAlta Venice)/音響表記なし(IMDbではドルビー・デジタル、ドルビーATMOS)
(米R指定、日R15+指定)(日本語吹替版、4D上映もあり)

公式サイト
https://expendables-movie.jp
(全国の劇場リストもあり)

70点

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 ジェイソン・ステイサムのためのような映画。とにかくジェイソン・ステイサムがカッコ良い。もうほとんどエクスペンダブルズは関係なし。チームの話と言うよりは、ワン・マン・ショーに近い感じ。ほぼ何も考えず、アクションを楽しむ作品だろう。ただ、あまりにも脚本がいい加減すぎて、説得力は無いし、展開は納得できないし…… リアリティなんて無くても良いという考えか。その辺をどう捉えるかで評価は変わってきそう。アクションは良いが、ボクはピンとこなかった。

 スタローンはほとんど動かない。冒頭のケンカのシーンもジェイソン・ステイサムが代わりにやっているし、作戦行動中はパイロットとして飛行機の操縦席に座りっぱなし。もうアクションは無理なのかなあ。ちょっと残念。スタローンは「3」までは脚本で製作に関わっていたのに、本作からは関わっておらず、なんとプロデューサーの1人がジェイソン・ステイサム。そういうことか。

 良かったというか、意外だったのは、アジアのスター、「マッハ!」(Ong-Bak・2003・タイ/仏/香)のトニー・ジャーと、「ザ・レイド」(The Raido -Redemption-・2011・インドネシア/仏/米)のイコ・ウワイスが出ていたこと。それでもジェイソン・ステイサムの方が上だったけど。

 ジェイソン・ステイサムの相手役、ミーガン・フォックスは、お色気と美貌だけで行くのはそろそろキツイかもしれない。もちろん美しいのだが、演技かキャラでいった方が……余計なお世話か。一方、アジア系らしい女性メンバーの1人、ラッシュを演じたレヴィ・トランはいい雰囲気だったので、今後注目かも。ちょっとタトゥがキツイかと思ったら、メイクではなく本当のヤツらしい。

 銃は、PK/PKMマシンガン、イコ・ウワイスがチアッパ・ライノ(カートが飛んでいた気もするけど……)、1911オート、M4カービン系、M2重機関銃、RPDマシンガン、バレットM82系大口径ライフル、ミーガン・フォックスがMP5K、HK416、AK、グロック、FN FAL、たぶんP226など。ほかに武器はRPG、ブラックホーク・ヘリ、戦車はM60パットンだったろうか。

 公開15日目の初回、新宿の劇場はかろうじてまだ少し大きめのスクリーンで、10分前くらいに開場。すぐに入ったが、すでに予告が流れていた。観客層はほぼオヤジ。平日の朝だからだろうか。最初6人いて、全員オヤジ。その後オバさんが4〜5人来て、若い男性は1人か2人来た。最終的には127席に15人くらいの入り。

 スクリーンはビスタのフルで開いており、CM・予告の途中で半暗になって、上下マスクの映画泥棒、映倫をはさんで再び予告。最後に暗くなって、ビスタに上下マスクで松竹、ポニーキャニオンのロゴから始まる本編へ。

 入場者プレゼントで、小さな金色のステッカーをもらった。


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