|
IMDbでは4.4点の低評価。しかしボク的には予想より良かった。しっかりとしたポリス・アクション。とんでもない悪党と、決してあきらめないスッポンのような捜査官との戦い。 ただ、印象としては前日に見た中国・香港映画「シャドウズ・エッジ」(The Shadow's Edge・2024・中/香)に似ていて、さらに同じトニー・レオンが出た「ゴールドフィンガー巨大金融詐欺事件」(The Goldfinger・2023・香/中)とも雰囲気が似ている。実話に基づいているらしいが、ストーリー展開も、悪党が悪徳女弁護士と手を組んで‥‥というよくあるパターン。となれば結末も見えてくる。とはいえ感動的エンディング。不覚にもちょっと、うるっときた。 それほど悪くないと思うが、ラストのまとめ方が中国礼賛というような感じで、さらに中国人民警察に捧ぐと出るので、国策映画とかプロパガンダ映画という感じで終わってしまうのが残念。形としては、香港の俳優を中国の俳優たちが追い詰めていく、というのは穿ちすぎた見方か。フランスが舞台で、フランスの刑事とも協力して犯人を追い詰めていくのは、最近の中国とフランスの蜜月的な部分を反映しているのだろうか。 よくあるキャラクターながら、意外だったのは悪徳女弁護士をあのウクライナ出身のボンド・ガール、オルガ・キュリレンコが演じていたこと。彼女が演じることで、一気に国際的な作品になるというか、豪華さが増す。しかもお約束のシャワー・シーンもあり。 悪党役のトニー・レオンはよく葉巻を吸っていて、追う刑事役のドアン・イーホンはタバコをやめようとしているが‥‥ タバコの扱いは世界的な流れからだいぶ遅れているのではないだろうか。これが中国の現状なのか。 銃は、冒頭のシーンで出てきたピストルはハイパワーのように見えたが使用対は不明。悪党側は金と銀の1911オート、後半にはベレッタM92も使用。一方フランスの警察はグロックやP226かP229を使用。特殊部隊はM4カービン系。ヘリから撃つのはM-LOK付きのARスナイパー。中国の儀仗兵は95式アサルト・ライフルらしき銃を装備。 使っていたノートPCは、刑事たちが当然レノボでYoga、たしか悪党たちはアップルのMacBookだったと思う。USBメモリは女子が持っているからか、キティちゃん型。 ちなみに、アクション監督は、中国、フランス、日本でリメイクもされた韓国映画「最後まで行く」(A Hard Day・2014・韓)のチェ・ドンホンだそう。またカー・スタントはフランス映画「TAXi」(Taxi・1997・仏)などを手がけたダヴィッド・ジュリアンなんだとか。国際的な一流どころをそろえたわけで、スゴかったのは当たり前? 公開3日目の初回(といっても昼近く)、新宿の劇場は15分くらい前に開場。観客層はほぼ高齢者。ジジ、ババが目立つ。男女比は最初半々くらいだったのが、後半4対6くらいで女性の方が多くなったかも。最終的には128席の2.5割から3割いったかなあというくらいの入り。これはなかなか厳しいかな。 ついでに書いておくと、韓国風の曲に乗ったエンドロールは超高速で、まったく視認できなかった。中国の人でも読めないのではないだろうか。TV放送された時みたいでビックリ。こんなの初めて見た。 入場者プレゼントで、折りたたんだ大きさがA5版ほどのカレンダーをもらった。 |