2026年1月3日(土)「ロストランズ 闇を狩る者」

IN THE LOST LANDS・2023((C)表記は2024、IMDbでは2025)・独/米/スイス・1時間40分(IMDbでは1時間41分)

日本語字幕:丸ゴシック体下、佐藤恵子/シネスコ・サイズ(IMDbでは2.39、Hawk65 Vintage'74 1.3x、Red Raptor、Vantage One4 Large Format)/ドルビーATMOS(公式サイトでは5.1ch)
(独16指定、米R指定、スイス16指定)

公式サイト
https://happinet-phantom.com/lostlands/
(全国の上映劇場リストもあり)

71点

一覧へ次へ
 これは‥‥ひと言で言うなら、レトロ・フューチャーな西部劇といったところだろうか。魔女が出てきて、凶悪な宗教組織(教会)が出てくる狼男もののロード・ムービーになってはいるけれど、ウエスタンなんだろうなと。しかも、どこかで見たようなビジュアル、どこかで聞いたような展開。舞台は大きな戦争か何かで文明が崩壊したあとの荒廃した世界。またまたの終末もの。大変お金がかかっていると思うが、IMDbでは4.7点の低評価。

 ただ原作はあって、大人気作『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョージ・R・R・マーティンの短編小説なんだとか。面白いのは、魔女は願い出る者があれば、それを断れないという設定。そして必ず代償(対価)を求めるが、魔女自身も消耗していく‥‥ とはいえ、それも、なんだか「ホリック xxxHOLiC」(2022・日)みたいな‥‥ 1つ興味深かったのは、王女の願いと、家臣のそれを叶えるなという願いと、両方を受けて、一体どうするのかと。

 またまたポール・W・S・アンダーソン監督と、主演が妻のミラ・ジョボォヴィッチという組み合わせ。しかも主人公の名前がアリス! どれだけ同じような作品を作るんだと。今回はプロデューサーにポール・W・S・アンダーソンとミラ・ジョボォヴィッチが入っているのはもちろんのこと、ロストランズを案内する男を演じたデイヴ・バウティスタもプロデューサーに加わっている。うーん。

 印象に残ったのは、教会の処刑人アッシュを演じたアーリー・ジョヴァー。女性なのにとんでもなく凶悪で恐ろしい。髪も坊主刈りで、髪が長い時とだいぶ印象が違う。ハリウッド映画デビューは、ウェズリー・スナイプスのバンパイア・ハンター映画「ブレイド」(Blade・1998・米)だそう。最近はTVや短編が多いようだが、もっと活躍しても良いのでは。

 銃はたくさん出てきた。バウティスタはル・マット・リボルバーの2挺拳銃と、双頭の蛇に守られている、変なフォアエンドが付いたレバー・アクション・ライフル。マーリンかと思ったらウインチェスターで、imfdbによるとM73だったらしい。ミラ・ジョボォヴィッチが2挺拳銃で使うオートマチックは、公式サイトを見るとUSPのカスタムと、2011オートのカスタムのようだが、imfdbではAMTのオートマグIIIとしている。凶悪な女処刑人はCZオート。imfdbによるとCZ75 SP-01シャドウだそう。ポーランドで撮影されたというだけあって、処刑人が狙撃で使ったボルト・アクション・ライフルは、単なるモーゼルではなく、ポーランドのカラビネクwz.29だという。ライフル弾で丈夫なケーブルが一撃で切れるかは大いに疑問だが。交易所の女が上下二連ショットガン。ほかに、定番のAK、水平二連ショットガン、1911オートなども登場。

 公開3日目の初回、池袋の劇場は25分前にオープンして、10分前くらいに開場。最初は高寄りオヤジが2人。最終的には119席に中高年オヤジが6人。正月の朝一とは言え、これはさみしい。都内の劇場のどこも小さいスクリーンでの上映で、期待されていないんだろうなあ。この出来だとこれから観客が増えるとは思えないし、早々に打ちきりかも。

 10分前から、新年バージョンのシネマ・チャンネル。終わって半暗になり、CM。非常口案内をはさんで案内から本予告。ラストにズートピア2のマナー。忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクが左右に広がってフルのシネスコで足元注意、ズートピア2の映画泥棒。そしてハピネットのロゴから始まる本編へ。

 この劇場は新しくてきれいなんだけど、各スクリーンに上映中の作品名とかチラシが貼られてないので、スクリーン番号と作品が合っているのかどうか確認できないのが不便というか不安。出しといて欲しいなあ。


一覧へ次へ