マスキシステム(有)
NV7100
ANDOU−YOKOGAWAのデジタル変調の解析アナライザーです
デジタル変調の変調器や送信信号の精度解析に使用します
本機は周波数範囲、変調方式、シンボルレートなど汎用性が広く 便利だと思います
ACP (ACPR)
デジタル変調の場合 瞬間的ピーク電力は
平均電力よりかなり大きく しかもこの
ピーク電力が歪まないだけの ダイナミック
レンジが必要です
デジタル変調の方式にも依りますが
π/4QPSK では8dB程度
OFDM方式 14dB程度の平均電力
よりも大きな電力余裕が必要です
ダイナミックレンジが取れていない場合
ACP(燐CH漏洩電力)のフロアレベル
が上がって来るので評価出来ます
(方式により規定値が有ります)
この機能は最近のスペアナには
ほとんど付いているようです
コンスタレーション
IQの変調信号を復調して
それぞれをXYレコーダに入力して
表示しますと 右のようになります
同期点に於ける(右例では8ヶ所)
レベルと位相の偏差で評価します
同期点でズレが無いことが必要です
上がリアル波形です
下は同期点のみ比較して精度を
見やすく成るよう設定した場合です
アイパターン
IQの変調信号を復調して
IQを重ねて表示します
横軸は時間です
(オシロスコープで重ねて表示と同じ)
規定の位置で 1点に集中する必要が
有ります
上がリアル波形です
下は同期点のみ比較して精度を
見やすく成るよう設定した場合です
EVM
レベルのズレ 位相のズレを数値で
評価するのが EVMです
誤差は%で表示されます
精度が悪い時はコンスタレーションや
アイパターンで直感的に評価出来ますが
5%を割ってきますと 目視での評価は
だんだん難しく成って来ます
右の画面は SGからの信号を評価
しており 平均1%以下と成っています
対外的な評価値は ACP値、EVM値
が多く使用されています
VN7100 仕様
入力 RF 84MHz〜6.2GHz
IF DC〜84MHz
IQ −84MHz〜84MHz
MAXスパン 168MHz
変調方式 BPSK QPSK π/4QPSK OQPSK 8PSK
16QAM 32QAM 64QAM 128QAM 256QAM