FR4高周波特性    技術資料へ

   FR4比誘電率              波長短縮率
 
1 MHz= 4.7   k=0.538
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GHz= 4.4   k=0.554
GHz= 4.2   k=0.564
GHz= 4. 0   k=0.574
GHz= 3.8     k=0.584
 
伝送路の設計時は 使用する最大周波数の
比誘電率で計算してください 
  
FR4に於ける50Ωライン幅
  
マイクロストリップライン
内層GNDまでの距離の 約 1.8倍

ストリップライン
片側GND層までの距離の 約 0.7倍
 
注意 
基板の表層に伝送路を引く場合マイクロストリップラインを配置し
伝送路の周辺にGNDベタを入れるのが通常です
ざっくり GNDまでは伝送路と同じ幅以上の逃げが有れば
インピーダンスは実用レベルでほぼ影響を受けません
 
チップ部品を配線する為に、もう少し狭いほうが配線し易い場合は
伝送路の幅の1/2程度までは許容されます
この場合、正確なインピーダンス設定をしたい場合は GND付き
コプレーナ線路で計算するのが現実に近くて、より正確です


FR4基板で扱かえる周波数

FR4は高周波特性はあまり良くありませんが 使用部品のパッドサイズで
良好に動作出来る周波数帯が違ってきます

2012サイズ         1 GHz程度まで
1608サイズ    3 GHz程度まで
1005サイズ    6 GHz程度まで
0603サイズ   10 GHz程度まで

と結構がんばります ( 但し長いストリップライン等は厳禁です )
 

その他の基材
フッ素樹脂  εr=2.6  波長短縮率=0.68  ( 通称テフロン)
BTレジン     εr=3.4  波長短縮率=0.61
PPO         εr=10.4  波長短縮率=0.36
 
特性はFR4より悪いが安価
 
CEM3     εr=4.3  波長短縮率=0.55