野村雅美をリーダーとするコンテンポラリー・ジャズ・バンド。ファンク・グルーヴを演奏の核としつつ、より自由な、進歩的な即興表現を具体化し続けている。サラバンドの場合その表現スタイルは、ジャズ、フリーよりは、むしろ現代音楽手法(十二音技法、トーン・クライスター、ミニマル、ノイズ、具体音楽、等)の「即興化」と言ってもよい。ファンクと現代音楽の融合、それは実験であり、新しいコミュニケーションであり、挑戦であり、そして快楽である。一方メンバー全員の血肉となっているポップス、ロック、ジャズ、クラシック等の今日的要素も全く恐れることなく取り入れる。とにかく「自由」であること。聴き手にとっても、演奏者にとっても。音楽形態においても、そして精神的にも。
SARABANDE Member
野村 雅美 のむら まさよし
ギター経歴等詳細はプロフィール参照。
野村雅美の音楽創造の中心地がSARABANDEである。野村音楽の心臓であるファンク、それにジャズ、現代音楽、ロック、フリー、ポップス等の形態をいかにして自然に融合できるか、日々模索、研究、実践し続けている。サラバンドで演奏される自作曲は約35曲。リコ&サラバンドで演奏されるポップスの自作曲は約10曲。
西原 幸男 にしはら ゆきお
ベース
1969・12・10 生まれる。
成人になると同時に、エレキのベースを弾き始め現在に至る。 株式投資、採譜、爬虫類好き。
三浦 陽子 みうら ようこ
ピアノ東京都荻窪に生まれる。 3才の頃病気で1年間自宅療養、毎日窓の外を通 るチンドン屋の行列に興味を示し、大きくなったらチンドン屋になるのが夢だったそうだ。5才で音感教育、7才でクラッシックピアノのレッスンをはじめる。10才の時福岡へ転居。高校卒業後、資金を貯めて上京、子供に音楽を教えながら一人暮らしをはじめる。結婚、ケガなどを機に数年間演奏活動から遠ざかるが、その頃から独学で作曲をはじめる。オリジナル曲、即興演奏を中心に都内ライブハウスで活動。様々な形態のユニットで既成概念の枠を取り外した自由でのびのびした表現を模索。 映画学校の卒業制作映画、子供のための小曲集、映画「Float」などの音楽を 手がける。 2001年9月New YorkでMatt Wilson (Drs) とのDuo レコーディング 2002年11月 スイスのベルンでライブPaed Conca(Bass) Margrit Rieben(Drs)らと共演。 2003年10月 Hans Koch(Sax), Paed Conca(Bass), Margrit Rieben(Drums) らとヨ−ロッパツァ(スイス、オ−ストリア、ドイツ、オランダ、イタリア)を行う。
渡辺 拓 わたなべ たく
ドラムス愛媛県松山市出身。高校時代よりドラムを初め、状況後は小山彰太氏に師事、ジャズドラムに傾倒、 新宿ピットイン等に出演。 91年に渡米、エルヴィン・ジョーンズのローディーを務める傍ら、ストリート、ジャムセッション等で 腕を磨く。 帰国後、99年にロックバンド「KAMINARI」でデビュー、2002年に脱退後はロック、ジャズを問わず、 様々な仕事に奮闘中。
サラバンドは「自由」が信条ゆえに、その活動も変幻自在である。このユニットはシンガーソングライターのRIQUO(リコ)のサポートバンドとして、サラバンドのグループサウンドを提供している。サラバンド単体では即興中心の演奏形態をとるが、このユニットの場合は歌曲のアレンジメントが中心となり、サラバンドのセッションプレイを聴くことができる。
RIQUOの作る曲たちは、静謐で、ゆるやかで、心地よい湿り気を持ち、そして普遍的だ。サラバンドはその曲たちに寄り添うように、また包み込むように、ストイックな音時空間を創っている。ライヴではRiquoの歌曲の他に、野村作詞作曲の作品も演奏している。
RIQUO(リコ)
song writer1999年末、ギタリスト・野村雅美との出会いをきっかけに、 歌を作りはじめる。自ら、そして取り巻く俗世への戒め、 祈りを基本的なテーマとする。
【代表曲】
Mファイヴ、遮断〜shadan〜
【野村雅美・作曲、RIQUO・作詞による曲】
ラッカセイ、A Dream of Dreams
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