おサルのお森 馬力測定器 |
最高0.02secの可変超高速サンプリング(回転数を測定)!。 付属ソフトでDFT解析を行うことにより、信頼性の高い馬力曲線が得られる!。 時間、回転数、速度、馬力、トルク、加速度、重力加速度比、走行抵抗をエクセルで読み込み可能なCSV形式で書き出しできます。 単純にrpm用データーロガーとしてもOKです(こんな感じで)。 ダウンロード 計測サンプルデータ(エクセル用) ※馬力は「DFT馬力(ps)」と書いてある列を使ってください。※エクセルのグラフは”散布図”で作ってください。 このデータはノーマルモンキーAB27を測定した物です。 ※注意 測定器はモンキー、ゴリラの12Vエンジン専用です。プラグキャップ、ハイテンションコード、イグニションコイルはノーマル品をご使用下さい。 電池駆動なので、バッテリーレス車にも使用可能です。武川製のモンキー用Black&Greenタコ、Blue LEDタコ、white&Blackタコの電気式が正常に動くようなら使えるはずです。6V車、ツインスパークヘッド車は使用できません(というか未確認です)。 ※現在オークションのみでの販売です。価格はまだ決めていませんが、予想以上に原価が高く(基板が高い)なり、直接販売になると1万円を軽く超えてくるはずです。実際4万円以下では開発費の元すら回収できないんですよね。そんなわけで、今後の落札価格によってはかなりの値上げになってくるかもしれません。または販売をやめて全てレンタルに切り替えようか悩んでいます・・・。 |
受信&解析ソフト |
受信部 |
受信したデータは「時間対回転数」グラフでプレビューが表示されます。 この画面で余分なデータをカットすることができます。”計測したギヤーを選択”のリストボックスでギヤーを選択後”解析画面を開く”ボタンを押せば、下のウィンドウが開きます。 |
解析部 |
馬力とトルクが表示されます。ここで表示されるグラフは「時間対馬力」グラフです。当初「回転数対馬力」グラフにしていましたが、ここではユーザーがいろいろと計算オプションをいじるので、感覚的にわかりやすい「時間対馬力」グラフにしておきました。結果はエクセルなどの表計算形式(CSV)で保存できますので、一般的な「回転数対馬力」グラフなどを作成可能です(ほかにも数種類可)。馬力比較ソフトで読み込めば簡単にrpm対馬力グラフの比較ができます。 馬力算出方はDFT解析と、移動平均計算の二種類です。係数も加えることができますので、シャーシダイナモと同等の結果を得ることができます。係数は走行抵抗(通常修正馬力などと呼ばれる)とマニュアル倍率です。 修正馬力: 走行抵抗を考慮させるときはチェックを入れます。チェックを入れると空気抵抗と転がり抵抗により失われた馬力が加算されます。走行抵抗を加えることによりネット出力に近い値を導くことができます。※走行抵抗は計測値を元にPCで計算されます。 マニュアル倍率: ここで馬力値を調整することができます。シャーシダイナモでは大体1.0〜1.2倍するそうです。駆動系のロス分として必要により調整してください。通常1.0のままでかまいせん。 DFT解析: 一言でたとえると、計測データから馬力成分のみを濾過して取り出す方法です。正確な曲線を簡単に抜き出すことができます。通常DFT解析で得た馬力を使います。当方はこの計算で得た馬力をDFT馬力と名付けました。 移動平均演算: 一言でたとえると、計測データから算出した馬力を叩き潰し、曲線に見せるための計算です。馬力曲線もたたかれて歪む上に、位相ずれがおきるのであまり使いません。DFT解析との比較として利用します。当方はこの計算で得た馬力を移動平均馬力と名付けました。 |
パラメータ入力部 |
受信ソフトの”パラメータ設定”メニューをクリックすると開きます。ここに基本パラメータを入力します |
ファームパラメータ書き換えソフト |
ファーム側も少しいじれるようにしてあります。耐ノイズ設定とLED点灯回転数の設定など。 回転数確認用のLEDは、お使いのアナログタコと多少違う回転数で点灯するはずです。これはコイルを使ったアナログ(電気式含む)と完全デジタルとの様々な違いによる結果です。プログラムにもよりますが、通常はデジタルの方が正しい値を示します。私の計測器は手持ちのデジタルオシロスコープと呼ばれる計測器で正確に調整してあります。温度変化の影響もほとんど受けないようにしてあります。誤差は数rpm〜数十rpm以下でしょう。アナログは百数十rpmの誤差が出るのが普通です。指針の太さとか考えると・・・。ま、べつにそれくらいは。。。ちなみに武川の電気式グリーンタコは結構正確でした。 |
ハードウェアー |
[ サイズ 80×100mm (ケーブル除く)] ケースを作るとすごい値段になるため、ケースはありません。 手抜きした訳ではありませんよ!。 |
最高0.02secの自動可変高速サンプリングで回転数の記録が行えます。回転数等にあわせてサンプリング間隔がリアルタイムに変化しますので、効率的に大量のデータが記録できます。個人の製作予算内&入手可能な部品で作ったものなので見た目は究極に悪いですが(^^;、中身はしっかりしています。 等間隔サンプリングと可変サンプリングの違い プログラムにもよりますが、理屈的にスパーク信号からの等間隔サンプリングで回転数を検出するとサンプリング間隔が短くなればなるほど精度が落ちます。え?と思われるかもしれませんが、正しい計測ができなくなります。とくに低回転時のサンプリング値に問題が出ます。可変サンプリングは話すと長くなるので細かい説明はしませんが、回転に合わせて計測タイミング等が変わりますのでサンプリング間隔を短くしても誤差が出なくなります。そのため短い時間でも沢山のサンプリングが可能になり、ローギヤーでの計測も可能になります。またデータが増える分、解析結果の信頼性が大幅に向上します。 |
書き出しデータ |
書き出せるデータは計測器がはき出したデータそのものである ”*.srm”形式とエクセルで読み込み可能な”*.csv”形式の二種類です。srm形式は独自のもので、再度受信ソフトで開いて解析することができます。csv形式は一般的な表計算用のフォーマットで、カンマ区切りでデータリスト化してあります。エクセルで読み込めますので、いろいろなグラフを作ることができます。 ※解析の都合上、ここで書き出されるデータは約0.01secの等間隔サンプリング値に拡張変換されています。 馬力グラフの例: 回転数対馬力グラフ 時間対馬力グラフ スピード対馬力グラフ とにかくいろいろなグラフが作れます。 サンプルデータを公開しますのでいろいろ試してみてください。 サンプルデータ (右クリックして、「対象をファイルに保存」をクリックして保存) グラフを作るときは「散布図」を選択してください。 馬力は「DFT馬力(ps)」の列を使ってください。 サンプルデータの計測、解析環境 ノーマルモンキーAB27 2速ギヤでの測定。わずかに上り坂。 走行抵抗の加算「加算する」 マニュアル補正「1.00」倍 シャーシダイナモの結果に合わせるには、マニュアル補正を1.1倍にした方がよいのかもしれない。シャーシダイナモは通常馬力の計算結果を1.1倍前後しているとのこと。 |
馬力&トルク比較ソフト |
上記の書き出したファイルを読み込み、馬力とトルクを比較することができます。4つのファイルまで読み込めます。2000rpm〜2500rpmのところですごい値が出ていますが、これは計算上で起こる現象です。ですので計り始め近辺の値は当てになりません。無視してください。 ※この比較した馬力は2速ギヤと3速ギヤが混ざってます。本来は同一ギヤ同士で比較しなければ意味がありません。 |
おまけ(ノーマルモンキーの計測結果) |
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知り合いのモンキーAB27を計らせてもらいました。 ノイズのようなグラフは馬力計算値そのもので、ノイズではありません。信じられないかもしれませんが、普通このノイズのようなグラフから馬力曲線を抜き出します。これは私の計測器に限らず、他の計測器でも同様です。その為、馬力曲線を作るにはデジタルフィルタが絶対に必要となります。詳しくは、ソフトマニュアルの受信&解析ソフトのページに書いてあります。 計測した車両は武川の電気式タコが正常に動いていませんでしたが、私の計測器は問題なく測定できました。電池駆動無敵なりw。 |
[ クリックで拡大 ] ※1500rpm以下ですごい値が出ていますが、これは計算上で起こる現象です。 この値に意味はありませんので無視してください。 |
同上の解析結果をエクセルでグラフ化。時間、回転数、速度、馬力、トルク、加速度、重力加速度、走行抵抗のデータを使って、他にもいろいろなグラフが作れます。 |