日韓パフォーマンス交流プロジェクト Japan-Korea performance Exchange Project   チラシ表  チラシ裏


 【日韓パフォーマンス交流プロジェクト】は、日本と韓国のダンサー、パフォーマーによる交流プロジェクトです。今回のプロジェクトは、昨年、「RAFT」が、パフォーマンスユニットSOROとON&OFFが共同運営するマルチスペース「aeMeezip(エイミージップ)」を訪れたのが始まりです。アーティストが自主運営するアートスペースとして、大きな可能性を感じました。その交流から、aeMeeZipのアーティストをRAFTに招聘する準備を進めてきました。
 今回招聘するアーティストは、即興をベースとしたダンスカンパニーON&OFFと、歴史の記憶などをテーマに芸術活動を行っているパフォーマンスユニットSORO(小路)の二組です。この二組のアーティストと交流する日本側アーティストは、日本のコンタクトインプロ界をリードしている勝部ちこさんと鹿島聖子さんのデュオ(バンドネオン・小川紀美代さん)、そして独自のスタンスでパフォーマンスを行っている鈴木一琥さんです。
 Aプログラムは、Dance ON&OFFと、勝部ちこ・鹿島聖子・小川紀美代のジョイント公演。そして、Bプログラムは、パフォーマンスユニットSOROと、舞踊家・鈴木一琥のジョイント公演となっています。A・Bプロジェクト、二つの特色あるジョイント公演を通じて、日本、韓国の境界を越え、アーティスト同士、さらにはアーティストと観客が相互に刺激し合うような交流を目指します。どうぞご期待ください。

【Aプロジェクト】
9月7日(金)〜9日(日)

Dance ON&OFF
勝部ちこ・鹿島聖子・小川紀美代
9/7(金) 19:30
9/8(土) 19:30
9/9(日) 15:00 ※全回、開場は開演の30分前
◎9/7の回は終演後、交流会を予定しています。あわせてご参加ください。


 Aプロジェクトは、Dance ON&OFFと、勝部ちこ・鹿島聖子・小川紀美代(バンドネオン)のジョイント公演です。両者ともインプロヴィゼーション(即興)をベースとし、人や空間との関わりのなかで変化していく身体を探求しています。「ふれあう」ことで生まれるムーブメントの一瞬一瞬を感じてみてください。


アーティストプロフィール

Dance ON&OFF


Dance ON&OFFは、2001年、ダンサーのKim Eun Jeong(キム・ウンジュン)とHan Chang Ho(ハン・チャンホ)によって結成された。
モダンダンスに朝鮮の伝統的な呼吸法を取り入れ、独特でユニークな動きを探求し、即興をベースとし、予想外で無制限なムーブメントの可能性を探っている。ダンサーのドラマティックな踊りとミニマルな表現は、重大な力としてON&OFFの表現を支えている。
「ON&OFF」は電子サイバー時代における日常のシンプルなシンボルであり、ON&OFFの意図は、「公」ー「私」、「生」ー「死」そして「遅」ー「速」など全ての「両側」と「矛盾」を迎え入れることにある。そして、最も重要なコンセプトとして「そのもの自身の自由な動き」がある。Dance ON&OFFは、ダンスやパフォーマンス、文化的活動を通し、制度の矛盾や不条理からの解放を希求している。

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勝部ちこ&鹿島聖子

勝部ちこ Chiko Katsube〔ダンサー〕
大阪出身。大学からモダンダンスを始め、ニューヨーク留学。4年間 Joy Kellman/Companyの主要メンバーとして活動する。帰国後は、東京をベースにスウィング・リリーステクニック、コンタクト・インプロビゼーション(CI)、フィジオボールなどのクラスの開講と、創作 活動・自主公演に取り組んで来た。2000年春にコンタクト・インプロビゼーション・グループC.I.co.(シーアイシーオー)を発足。日本のCIシーンをリードしその 普及と発展に努める。2002年より、毎春「ダンス・インプロビゼーションフェスティバル東京」を開催。2001年より立教大学非常勤講師。2004年2月、新作「ジジ」発表。2005年10月、アムステルダムにてインプロ・パフォーマンスに参加、マイケル・シューマッハらと踊る。2005年、2007年末には、イスラエルCIフェスティバルに参加し、集中講座を担当。
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鹿島聖子 Shoko Kashima 〔ダンサー、フォトグラファー〕
1996年、ダンスカンパニーZINZOLIN(ザンゾラン)を設立し創作活動開始、国内外で作品を発表。2000年より杉本亮子とデュオユニットを始める。2002年秋より、文化庁在外研修でニューヨークに1年滞在し、マット・ピラテスの指導資格を得る他、公演活動にも力を入れる。現在C.I.coのメンバーとして活動中。フォトグラファーとしても、ダンスを始め、雑誌や様々な分野で活躍中。
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小川紀美代 Kimiyo Ogawa〔バンドネオン奏者〕
日大芸術学部卒。ほぼ独学で奏法を学んだ後、2001年単身ブエノスアイレスに渡り、フリオ・オスカル・パネ氏に師事。2003年、アルゼンチン最大の音楽祭「コスキンフェスティバル」に日本代表として出演。2005年、大阪市とブエノスアイレス市の友好親善使節の一員として、大統領府博物館ホールほか4箇所の公式コンサートに参加し、好評を博す。現在、ソロアルバムのリリースをきっかけに、演劇、映像、美術、ダンスなどとの共演に積極的に取り組み、独自の音楽性を打ち出しつつ、バンドネオンの持つ可能性を追求している。


【Bプロジェクト】
10月5日(金)・6日(土)

Performance Unit SORO(小路)
鈴木一琥
10/5(金) 19:30
10/6(土) 19:30 ※全回、開場は開演の30分前
◎10/5の回は終演後、交流会を予定して
います。あわせてご参加ください。


 Bプロジェクトは、舞踊家・鈴木一琥とパフォーマンスユニットSORO(小路)のジョイント公演です。両者とも深いテーマ性を感じさせる作品を発表しています。今回は、「水」という共通テーマをもとに、作品を発表してもらいます。「水」は私たちの生活、生命と深くつながっています。二組のアーティストによって「水」がどう捉えられ、私たちの前に提示されるか、どうぞご覧ください。


アーティストプロフィール

Performance Unit SORO(小路)


パフォーマンスユニットSORO(小路)は、パフォーマーMoon Jae Seon(ムン・ジェソン)を中心としたパフォーマンスユニット。ムン・ジェソンは、2000年から2004年までKorea Performance Art Spirit (KoPAS) で活動し、韓国実験芸術祭のプログラムマネージャーを務めた。2004年以降、 Performance Unit SORO(小路)として活動。世界各国でパフォーマンスを行う。 
『私の芸術過程は、人類の悲しみを記憶する場所を訪ねることで慈愛を高めることにあります。パフォーマンス「古響」は、歴史の悲しい残響と消すことの出来ない嘆きを表現しています。それは人類の平和を祈ることであり、より良い未来の為に人間性を回復することです。中東やアフリカでのテロリズムや戦争の時代、このパフォーマンスは過去の戦争で滅びた魂を慰め、人類の平和への願いを表現します。』(ムン・ジェソン「芸術家声明」より抜粋」)

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鈴木一琥

写真・ダイトウノウケン

鈴木一琥 Ikko Suzuki〔舞踊家〕
1972年東京都墨田区東向島生まれ。92年立命館大学に入学後、演劇活動を開始。97年より舞踊やパフォーマンスを開始、国内のみならず、ニュージーランドや韓国、シンガポールなど海外でも精力的に公演、ワークショップを行なう。現在、日本の伝統芸能のひとつである神楽を学びつつ、舞踊の根源を探求している。
<2006年の主な活動および作品>『3.10 10万人のことば』(浅草ギャラリーエフ)『ロンボクアートフェスティバル』(インドネシア・ロンボク島)『ヤナカヤガイ-鳴-』(上野浄名院/谷中アートリンク)『ダンストリエンナーレ東京2006』マッシモモリコーネとの共演(スパイラルホール)、ほか精力的に活動中。


TICKET (全席自由席)お席に限りがございます。あらかじめのご予約をおすすめします。
◎前売・予約(in advance) ¥3,000
◎当   日(at door) ¥3,300
◎らふと会員(RAFTmembers) ¥2,500
◎学   生(students・students of a language school ) ¥2,300 ※要学生証


会場 オルタナティブスペースRAFT(中野区中野1-4-4 1F)

◎JR線・大江戸線 「東中野駅」下車西口・徒歩13分
◎丸の内線・大江戸線 「中野坂上駅」下車A2出口・徒歩10分
◎JR線「中野駅」からバスの場合 南口下車、京王バス(2番のり場)渋谷駅行き(渋64)「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約5分)
◎JR線「新宿駅」からバスの場合 西口出口、京王バスターミナル(15番のり場)野方行き「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約15分)徒歩スグ・東中野駅から約1.0km・中野坂上駅から約0.8km


主催・お問い合わせ NPO法人らふと
TEL/FAX 03-3365-0307 〒164-0001 東京都中野区中野1-4-4 1F
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