パソコン始末記  第4章

HDD,熱暴走(寸前)!



HDD(ハードディスクドライブ,データを記憶する装置)の増設は, 元々付いているHDDの上にねじで留め,電源ケーブルとフラットケーブルをつなげばいいので, 「主従関係」でトラブった部分を除けば( 「第3章」 参照), それほど難しい作業ではありませんでした.

古いパソコンのHDDを新しい方に取り付けるメリットは2つあり,1つはもちろんHDDの容量が増えることです. メモリと同様,HDD容量も多ければ多いほどいいので, たとえ古いものでも使えるものは何でも使おうというわけです.
もう1つのメリットは,データの移行です.前のパソコンのデータを新しい方に移行する場合は, 一般的にはケーブルでつないで新しい方に移したり, CD−R/RWやMOなどの記憶メディアにデータを書き込んで新しい方に読み込ませたりするのですが, HDDごと移動させてしまえば,こういう面倒な作業がいらないというわけです.

ところが,増設してしばらくたったときです. 突然パソコンの画面に「かなり深刻なトラブルが起きています.このまま使い続けると壊れるかもしれません.」 というような恐ろしいメッセージが現れました.
あわててパソコンの電源を落とし,サイドカバーを開けてHDDをさわったら, やけどしそうなくらい熱くなっているんです!!
このパソコンはHDDは2台まで増設可能なので,問題はないはずだったのですが, 実際に熱くなってるんですから,取り外すしかありません. 容量増加はあきらめるにしても,古いパソコンのデータをどうにかして移さねばならず, 1時間ほど放置してHDDの温度を下げてから再度起動し, データを新しいパソコンのHDDにコピーしました.
古い方には10GB以上のデータがあったので,コピーするだけで1時間以上かかったのですが, その間温度が上がらないように,パソコンのサイドカバーを開け,うちわであおいでいました.
私,ものすごくマヌケです...



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