HDD(ハードディスクドライブ,データを記憶する装置)の増設は,
元々付いているHDDの上にねじで留め,電源ケーブルとフラットケーブルをつなげばいいので,
「主従関係」でトラブった部分を除けば( 「第3章」 参照),
それほど難しい作業ではありませんでした.
古いパソコンのHDDを新しい方に取り付けるメリットは2つあり,1つはもちろんHDDの容量が増えることです.
メモリと同様,HDD容量も多ければ多いほどいいので,
たとえ古いものでも使えるものは何でも使おうというわけです.
もう1つのメリットは,データの移行です.前のパソコンのデータを新しい方に移行する場合は,
一般的にはケーブルでつないで新しい方に移したり,
CD−R/RWやMOなどの記憶メディアにデータを書き込んで新しい方に読み込ませたりするのですが,
HDDごと移動させてしまえば,こういう面倒な作業がいらないというわけです.
ところが,増設してしばらくたったときです.
突然パソコンの画面に「かなり深刻なトラブルが起きています.このまま使い続けると壊れるかもしれません.」
というような恐ろしいメッセージが現れました.
あわててパソコンの電源を落とし,サイドカバーを開けてHDDをさわったら,
やけどしそうなくらい熱くなっているんです!!
このパソコンはHDDは2台まで増設可能なので,問題はないはずだったのですが,
実際に熱くなってるんですから,取り外すしかありません.
容量増加はあきらめるにしても,古いパソコンのデータをどうにかして移さねばならず,
1時間ほど放置してHDDの温度を下げてから再度起動し,
データを新しいパソコンのHDDにコピーしました.
古い方には10GB以上のデータがあったので,コピーするだけで1時間以上かかったのですが,
その間温度が上がらないように,パソコンのサイドカバーを開け,うちわであおいでいました.
私,ものすごくマヌケです...
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