2001年1月28日(日)「ハート・オブ・ウーマン」

What Women Want・2000・米・2時間7分

日本語字幕翻訳:戸田奈津子/ビスタ・サイズ/dts・ドルビーデジタル


広告代理店に勤めるニック・マーシャル(メル・ギブソン)は、まもなく出世して上の地位を得るはずが、他社から移ってきた女性のダーシー・マクガイア(ヘレン・ハント)にその地位を奪われてしまう。そして浴室でドライヤーを使っていたときに足を滑らせ、感電したことが原因で、なぜか女性の考えることが聞こえるようになってしまった。

73点

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 爽やかコメディ。たぶんデートで見るのに最適の映画なのではないだろうか。男にとって永遠の謎とは女。まったく何を考えているのかわからない。多くの男性は、結婚してからもそれで失敗する。それが、もし、女性の考えていることが手に取るようにわかるとしたら……。まったく奇想天外というか、都合のいい話というか、でもおもしろい。

 ハリウッド映画はよくこういう突拍子もないことを考える。そこが世界の夢工場たるゆえんなのだが、もし男と女が入れ替わったらとか、もし天使の間違いで早く死んでしまったらとか、もし突然体だけが大人になったらとか、もし同じ日が繰り返されたらとか、もし高校の時の失敗をやり直すことができたらとか、もし死んだ夫が自分を守るために帰ってきたらとか……etc.etc.

 この映画もそういうひとつで、思いっきりの「もし」話。もし、ちょっとの間だけでも女性の心の声が聞こえるようになったら……。そう、自分だったら先ずかわいい女の子を口説くだろうか。そして次にイヤな女の考えていることをズバリと当ててみせ、それから今度は女の子たちの相談相手になって人気者になる。そしたら今度は、やり手の女性の上司からアイディアを盗み取って、会社から追い出してやる……とまうこんなことをするだろうか。それを主人公は全部やってくれる。


【ただいま執筆中。少々お待ちください】



 2日目の初回、55分前に着いたら4人が待っていた。カップルが2組。25分前に開場したときは30人くらいの列に。

 カップルが多いからか男女比は半々。老若比は3:7で圧倒的に若者が多い。これはちょっと意外。

 新宿のプラザ劇場で見たのだが「全席自由です」というのは初回だけのことだと思って入ったら、なんと指定席をなくして全席を一般席にしてあるのだった。白いカバーの掛かった席などどこにもない。素晴らしい。これからのひとつの方向でしょう。ミニ・シアターがどんどん変わっているんだから、大劇場だって変わらなきゃ。(CM風)

 しかし最終的に1,044席は3.5割ほどしか埋まらなかった。アメリカでも高い評価でベスト10に入っていたのに。どうも広告やパブリシティの不足ってこと?

  デートに最適。


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