2001年2月4日(日)「ザ・ウォッチャー」

THE WATCHER・2000・米・1時間36分

日本語字幕翻訳:林 完治/ビスタ・サイズ/dts・ドルビーデジタル・SDDS


LAで愛する女性を救えずその犯人を捕らえることもできなかったショックから、シカゴに移り住んでいたFBI捜査官のキャンベル(ジェームズ・スペイダー)は、偏頭痛と高血圧に苦しみ、週に1度、神経科医のポリー(マリサ・トメイ)のもとに通っていた。そんなある日、Fedxで届いた封筒を開けると女性の写真が入っていた。そしてまもなく、その女性が殺されたことを知る。

71点

1つ前へ一覧へ次へ
 うーん、悪くもないが、特に良くもないか。最初から犯人が分かっていて(観客には)、それをどうやって追いつめていくか。そして、逆に犯人を知らない登場人物たちがどれくらい危ない目に遭うか。刑事コロンボの要素と、ホラー映画の要素をドッキングし、キアヌー・リーブスというヒーローをシリアル・キラー(連続殺人鬼)にしてしまったキャスティングの妙(?)を重ね合わせたてんこ盛り映画。でもボクはマリサ・トメイがお目当てだったりするが。

 マリサ・トメイと言えば、ボクにはあの大涙映画、クリスチャン・スレーターと共演した「忘れられない人(Untamed Heart・1993・米)」のヒロインなのだ。可憐で、チャーミングで、ちょっぴり大胆でそれでいてとても女の子らしい女性。そういうイメージができてしまっている。やっぱり役者は出演する作品を慎重に選ばなければ。金になるからと何でも出ていては、イメージしにくいし役者としてのリスクも大きいと思う。そのいい例がグゥイネス・パルトローだ。もう彼女はボクの中では終わっている。ダメ女のイメージが定着してしまった。

 本作では精神科医、シュリンクを演じている。やっぱ、かわいいわ。でもかわいいんでちょっと精神科医には見えないかも。ボクはかまわないんだけど。

 彼女も結局は他の女性のように犠牲となってしまうのか。このへんでちょっとハラハラさせられる。

 基本的にこの映画は英国のシリアル・キラー、ジャック・ザ・リッパーみたいなもの。ただ、殺人予告をしてくるところがちがうわけだが。


【ただいま執筆中。少々お待ちください】



 公開2日目の2回目、50分前に着いたらロビーにもう10人くらいの人が。徐々に人が増えていき、前回が終わる10分前くらいから40人くらいの列ができた。

 男女比は4:6で女性が多い。下は小学生くらい(連れてきた両親の常識を疑う。この映画は指定がないとはいえシリアル・キラーものだぞ。幼い内からこんな残酷なものを見せられては、決していい影響がないと思うのだが)から、おじさん、おばさんまで。中心はハイティーンから20代中頃までの女性。

 2回目からある10席×3列の左右合計60席の指定席には、意外なことに2カップルと、男性が1人の計5人。たいていは観客なしで上映されることが多いのに、銀座という場所柄だろうか。


1つ前へ一覧へ次へ