2001年3月20日(火)「東京攻略」

TOKYO RAIDERS・2000・香港・1時間40分

日本語字幕翻訳:風間綾平/ビスタ・サイズ(1.85)/ドルビーデジタル


大手銀行頭取の娘メイシー(ケリー・チャン)は、日本人の高橋(仲村トオル)と結婚することになっていたが、式当日時間になっても高橋は現れなかった。メイシーは高橋に一目会いたいと日本に行く決心をするが、そこへ新居の内装を手がけたという若い男ユン(イーキン・チェン)も現れ、料金を支払ってくれと言い出す始末。しようがなくメイシーは彼も伴って東京に行き、さっそく高橋のマンションを訪ねると、正体不明の男たちが襲ってきた。


〈ごめんなさい、3月23日まで。たった2週間の上映?!〉

76点

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 最初にゴールデン・ハーベストのロゴが出たので心配したが、これは面白い。あのインディーズ系のアクション映画のノリで作られ、最後まで一気に突っ走っていく。この爽快感。

 実際に日本の、それも東京で多くが撮影されており、かなり苦労があったことだろう。銃は実銃ベースのステージ・ガンが使えないわけだし。

 「ブラック・レイン」のときリドリー・スコットはあまりにロケに非協力的な東京都に見切りをつけ、大阪で撮影した話は有名だが、その時の苦労談が全世界の映画関係者に流れて、東京はもっとも撮影しにくい場所として知れ渡ってしまったらしい。

 それで、東京都知事が石原慎太郎に替わってから、それを少し改善した。しかし、それでも辛抱強い手続きが必要だったらしいが、とにかくこうして形として出てきた。このロケは確かに説得力がある。本当に間違いなく東京だ。そこで、カーチェイスやボートチェイスが行われている。すごいなあ。

 たどたどしい日本語を操るハーフという設定のトニー・レオンも、これまた日本語をしゃべる美しき歌姫ケリー・チャン、浴衣姿まで披露しているイーキン・チェンと、ホンコンスターの魅力も大作列。これは劇場で見ないと損だぞうって、もう終わりなのね。あらら。


【ただいま執筆中。少々お待ちください】



 公開2週間と4日目、3月20日の祝日の初回は40分前で0人。えっ、なんで? 

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