2001年4月22日(日)「隣のヒットマン」

THE WHOLE NINE YARDS・2000・米・1時間39分

日本語字幕翻訳:石田泰子/ビスタ・サイズ/ドルビーデジタル・dts・SDDS

カナダのケベック州はモントリオールに住む歯科医のオズ(マシュー・ペリー)は、妻の父が残した借金に追われ、ぐうたらな妻(ロザンナ・アークェット)とその母に毎日いびられていた。そんなある日、ボスを裏切った殺し屋が刑期を終えて隣の家に引っ越してきた。

76点

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 これも笑える。しかも楽しい。美人はいっぱい出てくるし、芸達者で個性的な俳優は見ているだけでも楽しい。確かにご都合主義の展開かもしれないけれど、これはファンタジーなんだから、ボクはいいと思うんだけど。

 こちらのベースのテイストもコメディ。だけどファンタージーで、大人の童話。一見悪いヤツが良いヤツで、人の良さそうなヤツが悪いヤツ。そして手法はハードボイルド・アクション。どう展開するのか最初は全くわからない……というような点で「ザ・メキシカン(The Mexican・2001・米)」と非常に似ている。あちらはチンピラが主人公だが、こちらは組織の雇われ大物殺し屋。

 魅力的なキャラクターを演じるのは、隣のヒットマンことブルース・ウィリスをはじめ、お人好しの貧乏歯科医に日本では余り知られていないマシュー・ペリー、ヒットマンの金髪の妻にナターシャ“スピーシーズ”ヘンストリッジ、ヒットマンの相棒にマイケル“グリーンマイル”クラーク・ダンカン、ヒットマンに憧れる女の子という初の大役に全裸で挑んでいるアマンダ・ピート、金髪の悪妻にロザンナ“アフター・アワーズ”アークェット、マフィアのボスにケヴィン“ユージュアル・サスペクツ”ポラックという具合。なかなかいいです。


【ただいま執筆中。少々お待ちください】



 公開2日目の初回、高をくくって45分前ほどに到着したら、誰も並んでいない。あれ、もっと高をくくれば良かった? 20分前になって劇場の外のドアが開いたときでさえ、ようやく9人。男6人、女3人で、20代が2人いた以外はみなオジサン、オバサン。15分前になってやっと開場したが、トイレに行ったりプログラムを買ったり、チラシをもらったりという時間が少なく、落ち着かなかった。まあ空いていたからいいようなものの。

 この時点で急に人が増えだして、50〜60人はいたと思う。1/3は老人、残り2/3が30代以上という感じで、若者が少ない。ブルース・ウィリスはもう若者向きではないらしい。

 最終的に764席の2.5割ほどしか埋まらなかった。おもしろいんだけどなあ。不思議なのは、11席×3列の指定席が初回のみ自由なのかどうかアナウンスがなかった。チェックに来ていなかったが11席×1列のぴあシネマリザーブシートもあるので、自由ということはないだろう。来てもこの入り具合じゃ意味無いけど……。もちろん誰もすわっていなかった。

 ここもまたピントが甘い。東急系の傾向なのか、まったく無頓着といった感じだ。やれやれ。


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