2001年5月13日(日)「センターステージ」

CENTER STAGE・2000・米・1時55分

日本語字幕翻訳:佐藤恵子/シネスコ・サイズ(マスク)/ドルビー・SDDS(プログラムにはドルビーデジタルも)

熾烈なオーディションを勝ち抜き、ジョディ(アマンダ・シュール)は念願のニューヨークにある名門バレエ団への入学を認められる。しかし、そこで彼女を待っていたものは、さらに激しい競争と厳しい現実だった。BR>

76点

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 とにかく素晴らしいダンスシーンの数々。有名ダンサーの目を見張るようなパフォーマンスの数々。生ではないにしても、これらを見られるだけでこの映画にお金を払う価値がある。本当に、それくらいすごい。これを見ると、従来の地味なクラッシック・バレエのイメージが変わってしまうと思う。こんなにも凄く、美しく、スポーツ的な世界だったとは。

 物語の筋としては「コーラスライン」ぽい感じで、新鮮さはない。しかし主役のアマンダ・シュールは美しいし、脇を固めるルームメイトのスーザン・メイ・プラットも人形のように整った顔立ちをしていて魅力的。男性陣も皆スリムで、そろって美形揃い。まさに見るだけでも楽しめる映画だろう。

 新人ダンサーを意欲的に演じる出演者たちは、ほとんどが現役の(しかも第一線の)バレエ・ダンサーばかり。どうりでうまいわけだ。それにしても、ダンサーたちの細さには驚かされる。少しでも太ればクビになる世界。もし好物を食べ過ぎてしまったら、のどに指をつっこんで、消化前に吐かなければならない。

 ちなみにロシア人ダンサー、セルゲイ役で出ている人に見覚えがあったので調べてみると、あのアィギュア・スケート界の若きプリンス、イリア・クリックその人だった。当然クラッシック・バレエもうまいと。





【ただいま執筆中。少々お待ちください】



 公開2日目の初回、40分前で3人。あら、たったこれだけ? 35分前になったら15人くらいに増えた。さすがにクラッシック・バレエということで2/3は女性で、その半分が若い女性、残り半分がオバサン。それでも男性も1/3ほどはいて、やっぱりオジサンばかり。

 30分前に開場したした時点で、若い人たちも増えだして、最終的には306席の4.5割ほどが埋まった。この劇場も客席がフラットの古い設計。イスも小さく、硬い。そしてどの席からでも全席の人の頭がじゃまになる。これでスクリーン位置が高いからどうにか我慢できるが、低かったらクレームものだろうなあ。

 それでも、結構良い作品を上映する劇場として知られており、「Uボート・ディレクターズ・カット版」、「アビス完全版」、「炎628」なんかをここで見た。スタッフも支配人の方も、みなさんいい方でしっかりしているのだが、悲しいかな設備が古すぎ。

 来場プレゼントで、「mod's hair」のシャンプーとリンスの試供品セットをもらった。


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