2001年6月2日(土)「JSA」

JSA Joint Security Area・2000・韓国・1時50分

日本語字幕翻訳:根本理恵/シネスコ・サイズ/ドルビー

1999年10月28日、朝鮮半島を南北に分ける38度線にある板門店の北朝鮮側歩哨所から11発の銃声が轟いた。南北両軍の軍が駆けつけ銃撃戦となったが、死傷者が出たのは歩哨所の中だけだった。中立国である監視国のスイス本国から派遣された将校のソフィー(イ・ヨンエ)は、南北双方に尋問を実施し、供述書とは異なる真実があることに気づく。

78点

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 近年の韓国最大のヒット作品だという。それがよくわかった。泣ける。僕ら日本人には観念的にしかわからないが、在日の人たちが良く口にするように、南北統一は朝鮮民族の悲願なのだということがよく伝わってくる。

 そういったメッセージ性の強い映画でありながら、おもしろいエンターテインメントであり、始めから終わりまですべてのエピソードが巧妙に絡み合って上質なミステリーでもある。それがスゴイ。しかも泣ける。ハッキリ言って今の日本映画界にこういう映画は作れないんじゃないだろうか。スゴイぞ韓国。女優もきれいだし、いいなあ。





【ただいま執筆中。少々お待ちください】



 公開2週目の2回目、前回が終了した直後は654席に3.5〜4割の入りだったが、次第に増えて、上映直前には7割ほどの入りに。17席×4列あった指定席にも10人ほどが座り、ぴあシネマリザーブシート(指定席最後列のスクリーンに向かって左寄り)も6席分確保され人が座っていた。

 客層は老若半々で、男女比もほぼ半々。なかなか広い層に支持されているようだ。


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