2001年6月3日(日)「シックスパック」

SIX-PACK・2000・仏・1時48分

日本語字幕翻訳:松浦美奈/シネスコ・サイズ/ドルビーデジタル・dts

パリで女性ばかりをねらった猟奇殺人事件が続発、ナタン(リシャール・アンコニナ)とソール(フレデリック・ディーファンタル)の2人の刑事が事件の捜査に当たる。そして「シックス・パック」と呼ばれる同じ手口の犯人が、アメリカからフランスへ渡ってきていることを突き止める。しかしいっこうにしっぽをつかませない犯人に、女性刑事マリーヌ(キアラ・マストロヤンニ)を囮に使うことを思いつくが……。

70点

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 なかなか緊張感にあふれた画面を見せるが、ちょっと派手な音楽に頼りすぎではないだろうか。こういう類の怖さは音で脅かすようなことをせず、何が起こるかわからない雰囲気の演出こそが王道のやり方だと思う。

 フランスでも捜査は若手とベテランの刑事を組ませて動かすらしく、この映画でもそうなっている。で、若手刑事を「タクシー(TAXi・1998・仏)」シリーズの運転音痴刑事、フレデリック・ディーファンタルが演じて若者らしさを振りまいている。

 一方ベテラン刑事のナタンを演じるリシャール・アンコニナは、「ライオンと呼ばれた男」などに出演しているベテニンということだが、彼がほとんどこの作品の主要人物であり、彼のキャラクターがそのままこの映画の雰囲気であるだけに、どうなんだろ……。古いヨーロッパ映画特有の型のようなものが感じられ、何か物語がいかにも作り物という感じがしてしまう。決して彼の演技が下手とかそういうことではなくて。残念だ。





【ただいま執筆中。少々お待ちください】



 公開2週目の初回、ビルの1階のシャッターが35分前になるまで開かず、集まった6人くらいはどうしていいのかわからずウロウロ。やっと開いて3階の劇場までエレベーターで移動。開場したのは何時だったか覚えていないが、25分前に12人くらいの行列になった。

 ほとんどが30歳以上で、20代が来たのは15分前になってから。最終的に224席の細長い劇場の4.5割ほどが埋まった。男女比は7:3で男性の方が多かった。


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