日本語字幕:写植下、菊池浩司/ビスタ・サイズ(1.66上映)/ドルビーデジタル・dts・SDDS
(米PG-13指定)
前の事件から5年、エイジェントJ(ウィル・スミス)は今もMIBで働いていたかが、ザルタン星人が殺害される事件が発生、それは地球に隠されているという「ザルタの光」を奪うためだったと判明。しかしそれを隠したのは記憶を消して引退したエイジェントK(トミー・リー・ジョーンズ)だったため、JはKを現役に戻す決心をする。 |
わずか85分の映画なのに、見終わると結構ボリュームがあった印象がある。物語は前作とほとんど同じで特に新しいところはないが、前作のいいところを存分にとりこんで、ちょっとだけ新しくおもしろい設定を取り込んだ感じ。とても安心してじっくり見ることができる。それだけなのに、実によく構成されていて、おもしろい。さすが、わかってらっしゃる。 KとJの漫才コンビの掛け合いがまた自然で、おかしく、すばらしい。これにおしゃべりのパグ、エイジェントに昇格してFとなったエイリアン犬が加わって、いっそうおもしろくなっている。 劇中のTV番組があやしげなUFO番組なのだが、その司会がなんとTVで一躍一世を風靡した「スパイ大作戦」のピーター・グレイブス。しかも自分自身を演じているという使い方。ビデオ屋にはオリバー・ストーンの立て看板があるし、プレステにゲームボーイ…… カメラマン出身で「アダムス・ファミリー」で監督デビューしたバリー・ゾネンフェルド監督は結構マニア(オタクと呼んでは失礼か)だな。 85分じゃあまり言うこともないが、これ以上書くとネタばれになってしまうのでやめておこう。 さなみに特殊メイクを担当したリック・ベイカーが、MIB本部内のカウンターに後ろ姿で写っているので、見落とさないように。そういえば、MIB本部内は各種ショップも充実していて、バーガー・キングまである。たぶんレイバンのサングラスなどと同様、企業がお金を出しているんだろうが、笑わせてくりれる。 公開2日目の2回め(初回は吹き替え版、字幕版としては初回)、50分前でロビーには人は0、見あたらない。40分前になってやっと若いカップルなどが現れる。女性2人連れもいる。30分前くらいから混み出した。 男女比はほぼ半々で、老若費もほぼ半々。しかし意外なことに360席に50〜60人ほど。 ただ、どうして銀座のこの劇場では1:1.66というヨーロッパ・サイズ・ビスタで上映しているんだろうか。指定なのだろうか。あれ理科映画なのだから、アメリカン・ビスタの1:1.85が正しいのではないだろうか。疑問が募る。 サラウンド感は極めて良好。とのかくクリア。 |