2003年7月5日(土)「デッドコースター」

FINAL DISTINATION 2・2003・米・1時間30分

日本語字幕:手書き書体下、森泉佳世子/ビスタ・サイズ/ドルビーデジタル・dts・SDDS

(米R指定、日本R-15指定)

http://www.deadcoaster.com
(全国劇場案内もあり、音に注意、ムービーがスキップできず重い)
キンバリー(A.J.クック)は友人たちとデイトナ・ビーチへ向かう中、ハイウェイで大事故に巻き込まれるビジョンを見る。そしてそれを避けるため車を止め交通を遮断してしまう。結果として事故は起き、別な人々が巻き込まれた。しかし、事故を免れた人たちは、次々と不可解な事故で死んでいくのだった。

74点

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 前作を超える過激な死の罠が用意され、予想させつつ予想できない方法で死がおとずれるという怖い映画。でも、なぜ原題どおり「ファイナル・デスティネーション2」にしなかったのだろう。まったく違う映画だと思っていた。

 テーマは前作と全く同じ。人の死は順番まで決まっていて、だれもそれから逃れることはできない、というもの。今回もまた超美形の主人公が思いっきり悲鳴を上げてくれるわけだが、ほとんど日本では新人に近いA.J.クックという女の子。

 前作で唯一人、生き残ったクリアを演じたアリ「TATARI(House of Haunted Hill・1999・米)」ラーターも出ている。事件の謎を解く鍵になる重要な役だ。ブロンドのクールな美女だけれど、今回はかわいい系のブルネット美女A.J.クックがいるので、ちょっと影が薄くなってしまった感じ。共演者は選ばないと、ということか。でも選べる人なんて、世界中でもほんの一握りだろうな。

 特に良いのは、それぞれのキャラが死ぬときに、こういう風に死ぬぞと思わせておいて、実はその方法ではなく予想しなかった方向から突然死がやってくること。ま、一度助けて安心させておいて、それから殺すというのは、悪魔のような仕打ちだとは思うが、映画としては先を読まれるよりは良いのではないだろうか。

 ただ、残酷シーンが多くて、見終わった後気分が悪くなることはあるかもしれない。そして、こわ。

 公開初日の初回、新宿の劇場には40分前で8人の行列。オバサン1人に20代の男性1人意外は全員オヤジ。おお、これが最近の一般的な映画の姿……か。どうやら早朝の「さよならクロ」の初日公開があったらしい。開場は35分前。この時点で15〜16人ほど。

 初回から指定席があって、11席×3列+ぴあ席11。その後、観客は20代の若い男性が多くなり、中高年は全体の1/3どまり。ホラーと言うよりはスプラッター系のためか女性(20代)は1/4〜1/5ほど。オバサンはほとんど見かけなかった。

 最終的な入りは、763席の5割ほど。かなかないいセンではないだろうか。ただ、これだけ席が空いていたのに後ろで20人ほどが立っていたが、やはり配給や宣伝関係の人たちだろうか。

 日本はR-15指定となったので、15歳未満は入場できない。


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