2003年10月5日(日)「マッチスティック・メン」

Matchstick Man ・2003・米・1時間56分

(カナダ版は120分)

日本語字幕:手書き書体下、岸田恵子/シネスコ・サイズ(マスク、with Panavision)/ドルビー・dts・SDDS

(米PG-13指定)

http://www.matchstick-men.jp
(全国劇場リストもあり)
浄水器の電話販売を使った詐欺で生計を立てているロイ(ニコラス・ケイジ)と相棒のフランク(サム・ロックウェル)。ロイは病的な潔癖性で、自分でもどうにかしたいと思っていた。大きな仕事をしたいと思っているフランクは、ロイに精神科の医師を紹介する。医師はロイに別れた娘と会うことが悩みを解決するカギになると分析し、電話をかけられない彼に変わって、娘アンジェラ(アリソン・ローマン)が通う学校を聞き出してくれる。

72点

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 うーん、なんと後味の悪い映画。気分が悪い。スカッとしない。いやむしろストレスがたまった。何でもわかりやすくて、めでたしめでたしという映画ばかりが良いとは思わないが、わざわざ安くもないお金を払ってこんな気分になるのはいかがなものだろうか。

 詐欺映画の話は、気持ちよくダマされるのが基本。大どんでん返しで、そうかこんなになっていたんだと納得できればよし。観客だって、気持ちよくダマされたがっているのだ。

 最大のポイントは、小悪党であっても基本的には善人であるものから、なけなしのお金を悪人が奪うということ。リドリー・スコット監督はときどきこういうことをやる。「テルマ&ルイーズ」をいい映画だという人もいるが、ボクはダメだ。合わない。ほとんどのリドリー・スコット作品はOKなのだが、本作と「テルマ&ルイーズ」はNG。

 本作だってつまくらないわけではない。笑えるところも随所にあるし、なかなか先を読ませない展開ははらはらものでおもしろい。ただ、後味が悪くていらつくと。




【ただいま執筆中。少々お待ちください】





 公開2日目の2回目、1時間前に入ったらロビーで待っている人は0。ちょっとだけ場内をのぞいてみると、初回の入場者は2割程度でがらんとしている。まあ、内容から言ったらこの程度で相応なのかも。

 30分前くらいからポツポツと人が来だして、よく見ればほとんどオヤジばかり。

 最終的には10席×4列×左右の指定席に8人、10席×1列×左右のぴあ席に0で、1288席全体では4〜4.5割ほどの入り。まあまあというところか。ほとんどは中高年で、やや高年齢が多いかも。男女比はほぼ半々。

 ついにトム・クルーズの「ラスト・サムライ」の予告編が始まった。すばらしい。とにかくカッコ良くて、見たい気にさせる。そうか、サムライの時代と言うより明治維新にかかわる雇われ外国人のお話だったのね。「スパイ・キッズ3D」は第1作でガッカリして見る気はなかったのが、映画評論家の日野先生が誉められていたので、見ることにした。この予告も始まったが、考えてみたら公開は10月11日からではないの。予告、遅ッ。


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