ビスタ・サイズ(with Panavision)/ドルビー、dts
(日PG-12指定)
幼いときから一緒に育った不動明(伊崎央登)と飛鳥了(伊崎右典)は、高校の時“デーモン”という自身は弱い生命体によって飛鳥の父が乗っ取られ、二人も“デーモン”の合体を受ける。しかし明は強い意志を持っていたために人間の心を残して「デビルマン」となる。一方了は「サタン」となってしまう。そして、デーモンの人類攻撃と人類のデーモン狩りとが始まる。 |
うーん、15分しか耐えられなかった。こんなことはここ数年なかったこと。あとはもう我慢できず、まったく楽しめなかった。できればお金と時間を返して欲しい。脚本、演出ともに1960年代の出来の悪い映画という感じ……。 もしやと思って調べたら、あの「地獄堂霊界通信」(1996)を撮った監督だった。やっぱり。今時の小学生が「やい、やい、やい」なんて言う映画だ。江戸時代かっていう……。脚本も同じ人。ご夫婦だそうだ。「地獄……」でもまったく同じ感想。どちらも驚くべき映画だと思う。だから笑えると言えば笑える映画になっている。SFXメイクも笑える。そんな意味では見る価値はあるかもしれないが。ただ、それでいいのか? 見所は「クロレッツ」のTV・CMでおなじみ富永愛の裸のようなエロティックな衣装と、スポーンのような3D-CGのみか。オール・スターのようなゲスト・キャストにも、主要キャストにもまったくなじめなかった。 書いていたら、またムラムラと怒りがこみ上げてきた。くそーっ。 公開3日目、早朝の初回、銀座の劇場に45分前についたら20〜30代の男性が5人。35分前から増えだして列は20人くらいになった。下は20代で、20〜30代とそれ以降の中年が半々くらい。さすがに高齢者はほとんどいなかった。が、それにしてもこの手の映画にしては年齢層が高すぎやしないか。かつてTVなどで「デビルマン」に夢中になった世代ということか。 25分前に開場し、最終的に510席に50人程度の入り(まだ3日目なのに!!!)。2F席も自由で、こちらは10人ほど。これでも多いくらいかも。 |