日本語字幕:丸ゴシック体下、菊地浩司/シネスコ・サイズ(マスク、Super35)/ドルビーデジタル、dts、SDDS
(米PG-13指定)
CIAのパメラ(ジョアン・アレン)が率いるチームは、ドイツで組織内の公金横領に関係したスパイのリストを受け取ろうとしていたが、何ものかに取引現場を襲われてエイジェントが射殺される。数日後インドでマリー(フランカ・ポテンテ)と暮らしていたボーン(マット・デイモン)が何者かに襲われ、マリーは死亡してしまう。そしてドイツの現場からボーンの指紋が発見され、重要参考人として手配されるが、ボーン自身もまたCIAの仕業ではないかと疑い、記憶をたぐりナポリのCIAエージェントの元を尋ねる。 |
寝た。内容なし。「オーシャンズ12」と同様に、人気作のメンバーのスケジュールがとれたから、続編を作ろうと企画したような作品。IMDbでは7.3と高得点だが、つまらんかも。 一番いけないのは、マスクながらスタンダード・サイズ撮りするスーパー35をほとんど手持ち撮影していること。撮影時はトリミングの枠があるとは言えスタンダードで見えているわけだから、手持ちで撮ってもたいした違いがないのだろうが、上映のシネスコ・サイズになるとカメラの揺れが拡大されて、とにかく落ち着かない。目が回る感じ。三脚に載せての固定ショットでも必ずパンかズームが着けてあるので、絶対にカメラは止まらない。だから内容に集中できない。いくらほとんどセリフがないとは言え、動かし過ぎでしょ。まるで落ち着きのない子供か、止まると死んでしまうサメのよう。 ジェットコースター・ムービーで、ほとんど次から次へ何かが起きるのだが、常に揺れ動くカメラと一緒でメリハリがなく落ち着かない。しかも起きる内容がありふれていて、ふーんという感じしかない。ラストのカー・チェイスも地味で、長いのに、えっ!これで終わりって感じ。 前作であれだけ活躍したマリーは、出てきてすぐ殺され、まるでゲスト扱い。良かったのは前の作戦の責任者を演じた「X-MEN2」(X-MEN 2・2003・米)でXメンを追いつめる部隊の司令官を演じたブライアン・コックス1人。あとひとり付け足すとすればクールなチーム・リーダーを演じた「きみに読む物語」(The Notebook・2004・米)の厳しい母、ジョアン・アレンか。 銃はボーンが使うのがたぶんSIG P226。ドイツの特殊部隊は当然MP5とG36。ブライアン・コックスはPPKを持っていたりする。ボーンが狙撃に持ち出してくるのが、オリジナルがよくわからない狙撃専用銃。ところどころ塗装が剥げていたが、たぶんホンモノならかなり高価なはず。彼はどこでこんな凄い銃を調達してきたのか。以前のアメリカのサイトはこの銃がトップだったのに、今は変わってしまった。ワルサーのようなヘッケラーのような……まあ撃たないし重要でもないのでどうでも良いが。 謎の殺し屋が持っているのは、どうもワルサーP99のように見えたが確信はない。 公開初日の初回、新宿の大劇場は55分前に着いたら、すでに10人くらいが列を作っていた。高校生くらいが2人、35歳以上のオジサンが2人、あとは若い男性、女性0。45分前になって案内があって、当日券と前売り券の列に分けられる。この時点では前売り20人くらい、当日券8人くらい。 当日券の窓口が40分前に開き、前売りの列へ。そして35分前に開場。列は50人くらい。初回のみ全席自由で、12席×5列の白いカバーの席も全て自由。ちょっと寒い日だったので、早く開けてくれて嬉しかった。この辺の心遣いが嬉しい。ちゃんとした劇場あは良いなあ。これで同じ料金だもんなあ。 5分前に1,044席の6.5割が埋まり、最終的には7割が埋まった。なすが全作が面白かっただけのことはある。でもこの程度の出来で後がどうか。 カーテンがあるので、それが上がる時にいよいよ始まるぞという感じがして何とも良い。そして高音質で臨場感たっぷりのスピーカー・システムとデジタル対応。これで同じ料金だもんなあ。スクリーンでかいし。ただ、みんな携帯の電源は切れよ。お上品な案内では誰も切らない。 予告の中にジャッキー・チェンの「ポリスストーリー」シリーズ最新作「香港国際警察」があった。これも面白そう。「スターウォーズ」のビスタ・サイズ予告もあったが、こちらは、もうどうでもいいかって感じ。どっちにしろ見るし。「ブリジット・ジョーンズ」も今更なあ。話は終わっているはずだし。「フォーガットン」は良さそうだ。 |