2015年11月7日(土)「劇場版MOZU」

2015・劇場版「MOZU」製作委員会・1時間56分

シネスコ・サイズ(デジタル、Arri ALEXA、with Panavision)/ドルビー・デジタル?(表記無し)

(日PG12指定)(一部日本語字幕上映もあり)

公式サイト
http://mozu-movie.jp/
(音に注意。全国の劇場リストもあり)

都内のあるビルの一室が爆破され、3名のテロ・グループが立てこもる。同じ頃、ペナム共和国の公用車が交差点で事故を起こし、ぶつかった相手の車から銃を持った男達が同乗していた少女エレナ(マーシュ彩)を誘拐しようとするが、たまたま近くにいた警視庁公安部の捜査官、倉木尚武(くらきなおたけ、西島秀俊)によって阻止される。エレナは元警視庁捜査一課で今は私立探偵の大杉良太(おおすぎりょうた、香川照之)が保護する。それを知ったテロ・グループのリーダー権藤剛(ごんどうごう、松坂桃李)は立てこもっていたビルから脱出、大杉探偵事務所を襲うが、エレナはおらず、たまたま来ていた大杉の娘めぐみ(杉咲花)を連れ去る。そして警視庁公安部の捜査官、明星美希(あけぼしみき、真木よう子)も同じグループに誘拐され、犯罪プランナーの高柳と名乗る男(伊勢谷友介)から、ペナム共和国へエレナを連れて来れば、人質交換に応じると告げられる。

72点

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 う〜む、すごい過激なバイオレンス・ドラマなんだけれど、どうにも納得いかない展開というか、消化不良な感じで衝撃が薄れる。なんだか、3時間くらいの長編を無理やり2時間に縮めたような印象。ところどころ展開が早すぎて(飛んでいて)、付いて行けない。

 なんで、そうなったんだと。海外へ舞台が移ると、一緒に行ったはずのエレナいきなりがいなくなっているし、これでもかと大物ぶりと怖さを見せつけられた悪役が、あっさりとやられてしまうし。バランスが悪いかも。これだけ大物で、悪いヤツだったら、何回も戦わなけりゃダメでしょ。大きい敵だから、徐々に追いつめて行くと。あそこまで持ち上げているんだから。持ち上げすぎか。

 しかも絶妙のタイミングで、展開を知るはずのない悪役が出てきて、助けてくれる。その理由も不明。殺し屋の東和夫は自分でちょっと語っているが、それも理解しづらいもので、こじつけているようにしか思えない。都合よすぎだろ。結局は主人公が自分で何も解決していないではないかと。



【ただいま執筆中。少々お待ちください】


 公開初日の2回目、新宿の劇場は全席指定。ムビチケカードで確保しておき、当日は10分ちょっと前に開場。観客は中高年がメイン、若い人は少し。男女比は、最初25人ほどのうち女性が7〜8人という感じ。比率はほぼこのまま、最終的に287席に7割くらいの入り。初日にしてはちょっと少ないかも。

 スクリーンはシネスコで開いていて、気になった予告編は…… 四角の枠付き「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」は、宮藤官九郎監督・脚本の地獄エンターテインメント。長瀬智也のキレ方が半端ない。2/6公開。

 なかなかタイトルが出なくてイライラした四角の枠付き「人生の約束」は、感動させるぞ、見たいな感じがちょっと。引くなあ。1/9公開。

 映写機のマスクが左右に広がって、映画泥棒の後、暗くなって本編へ。


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