2016年7月3日(日)「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」

2016・アスミック・エース/東宝/ジェイ・ストーム/パルコ/アミューズ/大人計画/KDDI/GYAO!・2時間05分

シネスコ・サイズ(Arri?、表記なし)/ドルビー・デジタル(?、表記なし)

(一部日本語字幕上映もあり)

公式サイト
http://tooyoungtodie.jp
(音に注意。全国の劇場リストもあり)

高校3年生の関大介(せきだいすけ、神木隆之介)は修学旅行で、好きな女子の手塚ひろ美(てづかひろみ、森川葵)の隣に座るため、松浦(まつうら、中年の松浦=古舘寛治)と席を代わってもらうが、告白できないまま乗っていたバスが崖から転落、クラスメイト30人と共に死亡、ただ1人、地獄に落ちてしまう。そこにいたのは地獄ロック・バンド「地獄図」を率いる赤鬼のキラーK(長瀬智也)。地獄に落ちた説明に納得いかない大介だったが、生前の偏差値から地獄農業高校に送られる。地獄のルールでは、毎週末に閻魔大王のさばきにより、7回の転生が可能で、人間に生まれ変わったり、場合によっては天国に行けることもあるという。しかし、畜生に転生してばかりの大介は、キラーKから「地獄のロック・バトル」で優勝すれば人間に生まれ変われるか天国に行ける可能性が高いと教えられ、ドラム担当の緑鬼COZY(桐谷健太)とベース担当の邪子(清野菜名)と組み、キラーKの特訓を受けることにする。

72点

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 なかなか笑えるコメディ。おもしろい。ただ、とにかく画質が悪い。粒状感もあるし、なんといってもコントラストが低くて色が浅い。モノクロの一歩手前のような。白いベールが1枚被っているような…… これが気になり、物語に入り込めなかった。デジタルの時代に、なぜこんなことになるのだろう。そして、ところどころで使われる手持ち撮影。シネスコで手持ちはダメでしょう。酔う。何が写っているかわからなくなる。

 面白いが、ほかにも気になったのは、舞台の芝居を観ているような感じ。映画とはちょっと違うかなと。舞台なら許される省略とか、飛躍、そして独特の間も、映画だと微妙に違和感がある。

 地獄は良くできている。しかもロックの爆音が拷問のよう。爆音地獄。この爆音は劇場でないとダメだろう。そして犬が腰振る下ネタとか、これで笑うのは家のほうがいいかも。でも、若い女の子は良く笑ってたけど。

 感想としては、まるで悪夢を見たような感じ。ただ感動もあって、淡い初恋的な普通の感動だが、ハッピー・エンドじゃないのに、さわやかで後味は悪くない。この辺が巧いところだろう。



【ただいま執筆中。少々お待ちください】


 公開9日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、金曜にムビチケカードで確保。当日は11〜12分前に開場。観客層は宮藤官九郎ということでか、若い人がメイン。たぶん半分以上。中高年はわずか。男女比は4.5対5.5くらいで、ちょっと女性が多かった。最終的には287席に3.5割くらいの入り。2週目だとこんなものか。

 スクリーンはシネスコで開いていて、気になった予告編は…… 四角の枠付き「ブリジット・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期」は、大分間が開いたが、シリーズ3作目ということか。レニー・ゼルウィガーが歳を取ったなあと。日本の公式サイトはまだない模様。10月公開。

 枠付き「ターザンREBORN」はキャスト・インタビュー・ビデオ付きのパターン。「安心してください。はいてますよ」って日本語で! 7/30公開。

 枠付き「スター・トレックBEYOND」も従来パターンの予告。でも面白そう。もちろん3D上映もあり。10月公開。いまのところ公式サイトはfacebookのみ。

 ほぼ暗になってから、左右マスクの「彼岸島デラックス」は続編ということになるのだろうか。マツコ的なネーミングだろうか。内容はまったく不明。10/15公開。

 枠付きの「秘密THE TOP SECRET」も従来パターン。ちょっと飽きてきたなあ。公式サイトは公開日も分かりにくいが……みんな秘密か? 8/6公開。

 左右マスクの「ジャングル・ブック」も従来パターンの予告。CGでも実写でもありませんとは言わなくなったけど。3DのほかにIMAXや4D上映もあるらしい。8/11公開。

 左右マスクの「グッドモーニングショー」は、お手軽コメディのような雰囲気もありながら、なんだか楽しそうじゃなくて、嫌な雰囲気。銃も出てくるみたいで、一体どんな映画なんだろう。10/8公開。

 暗くなって、マスクが左右に広がり、本編へ。


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