2016年7月9日(土)「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」

ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS・2016・米/英・1時間53分

本語字幕:手書き風書体下、石田泰子/ビスタ・サイズ(デジタル、Arr)/ドルビー・デジタル(IMDbではDATASATとドルビーATMOSも)

(米PG指定)(3D上映、4D上映、IMAX版、日本語吹替版もあり)

公式サイト
http://www.disney.co.jp/movie/alice-time.html
(全国の劇場リストもあり)

1875年、ロンドン。アリス(ミア・ワシコウスカ)は船長として、亡き父が残してくれた船で中国方面への航海へ出て、命からがら戻ってくる。すると、母ヘレン(リンゼイ・ダンカン)が出迎えてくれるが、生活費に困窮しており、かつての求婚者である貴族のハーミッシュ(レオ・ビル)の会社へ船を売ろうと考えていると告げられる。衝撃を受けるアリスの前に1羽の青いチョウが現れ、ワンダーランドのアブソレム(声:アラン・リックマン)と思ったアリスは、後を追って鏡の中に入り込み、再びワンダーランドを訪れる。温かく迎えてくれた懐かしい仲間達だったが、ハッター(ジョニー・デップ)だけがいない。聞けば、失ってしまった家族のことで落ち込み、死にそうだというのだ。ハッターは家族を連れ戻して欲しいというが、すでに彼の家族は亡くなってしまっていた。しかしッターはそれを信じない。白の女王(アン・ハサウェイ)は、時の番人タイムの所にあるクロノスフィアというものがあれば、時間をさかのぼれるという。アリスはタイムに会いに行くことにする。

74点

1つ前へ一覧へ次へ
 素晴らしい想像力。そしてそれを映像にする力。絵が大きな力を持った映画。美術が抜群、素晴らしい才能だ。ストーリーもよくできていて、大冒険が展開する。憎たらしい悪役に、適度なギャグと、エキセントリックな登場人物達。しかも最後には感動して、ちょっとうるっと……。時間を旅しながら、「過去は変えられない」それが貫かれているのも良い。

 含蓄のあるセリフも多い。

 ただ、よく考えて見ると、この一大事はすべて外からきたアリスのせいではないか。もっと正確に言うと、アリスに時間をさかのぼることを勧めた白の女王のせいではないか。しかも、元をたどれば、最初の最初の原因も白の女王だ。時間をさかのぼらなければ、わからなかったという人もいるかもしれないが、地道に調べればさかのぼらなくても突き止められたはずだ。違うだろうか? そう考えると、IMDbで6.4点と(前はもっと低かったような)いまひとつ点数が伸びていないのは、その辺かなと。



【ただいま執筆中。少々お待ちください】


 公開9日目の初回、新宿の劇場は全席指定。2Dの字幕版を探すのに苦労した。上映時間など、3Dとか料金の高い上映を優先で決められているようで……。金曜にムビチケカードで確保。当日は15分前くらいに開場。観客層は若い人から中高年まで、幅広かった。男女比は半々くらいから、あとで女性がちょっと増えて4.5対5.5くらいに。これはヒットするパターンか。最終的には301席に2.5割くらいの入り。朝早いからだろうか。ちょっと不本意な感じ。

 スクリーンはシネスコで開いており、気になった予告編は…… 左右マスクの「ファインディング・ドリー」は日本語吹き替えの新予告。まもなく公開だしなあ。なんだか、予告では前作と同じような内容に思えるが、どうなんだろうか。ちょっと不安も。7/16公開。

 左右マスクの「ジャングル・ブック」は、とにかく絵がすごい。幼稚園の頃、絵本で読んだ気がするが、ほとんど覚えていない。でも予告だけで感動的な予感。8/11公開。3Dも4DもIMAXもあり。

 四角の枠付き「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」は予告だけでもすごい絵で、見たい気にさせられる。9/17公開。

 暗くなって、映写機による左右マスクのまま、本編へ。スクリーン側をカーテンでマスクしろよなあ。


1つ前へ一覧へ次へ