2016年7月10日(日)「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」

INDEPENDENCE DAY: RESURGENCE・2016・米・2時間00分

日本語字幕:丸ゴシック体下、戸田奈津子/シネスコ・サイズ(デジタル、Red、TESLOW camera)/ドルビーATMOS(IMDbではドルビー・デジタル、Auro 11.1、12トラック・デジタル・サウンド〈IMAX〉、dts-ESも)

(米PG-13指定)(3D上映、4D上映、IMAX版、日本語吹替版もあり)

公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/idr/
(音に注意。情報少。全国の劇場リストはあり)

近未来の地球。20年前、人類がエイリアンの侵略を撃退し勝利を勝ち取ったことで、エイリアンのテクノロジーを採り入れ社会は進化を遂げていた。そんなとき、20年前に捉えられ硬直したままだったエイリアンが活発に動き始め、うち捨てられた巨大な宇宙船も2日前から動き出す兆候が見られたという。その巨大宇宙船の中に国連の調査団が入ると、SOSが発信されていたことが判明する。人類は早速守りを固めるが……。

70点

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 ほとんど前作の繰り返し。何年経ってもやっていることは同じ。人類はまったく進歩していないし、前回の事件から何も学んでいない。たぶん映画の制作サイドも。ただ、3D-CGによる絵は相変わらず素晴らしい。手間がかかっている。ここはスクリーンで見る価値がある。音もクリアで立体的で良い。それだけ。

 脚本はむちゃくちゃ。おバカな人々が出てきて、低能なセリフを言う。意味のないバカ会話。見ている方が恥ずかしくなるほど。実写映画で、コメディじゃないのに、こんなことでいいのだろうか。魅力的なキャラクターは、1人としていいない。

 最大の疑問だった無人機については、セリフだけ出てきた。無人機が露払いをして、「スター・ウォーズ」的なコアへの突入は、有人の「レガシー航空隊」が行うと。ふーん。そうしたんだ。でも説得力まるでなし。

 ラストの宇宙人のクィーンだって、クィーンという設定からして「エイリアン2」(Aliens・1986・米)だし、ビジュアルもそっくりって! パクリじゃん。いいのか、これで。IMDbでは5.6点の評価。予算は高いが志は低く、技術は高いが表現力は低い。

 しかもかなり中国資本が投入されているようで、あちこちに中国人が登場し(サブ・ヒロイン的美女も)、中国のことが話題になる。非常に不自然。前作はこんなに中華じゃなかっただろう。違うのかもしれないが、どうしても勘ぐってしまう。



【ただいま執筆中。少々お待ちください】


 公開2日目の2D字幕版、初回、新宿の劇場は全席指定で、ムビチケカードで金曜に確保。当日は13〜14分前に開場。観客層は、若人から中高年まで思ったより幅広い。男女比は8対2くらいで圧倒的に男性が多い。まあ当然だろう。最大スクリーンでの上映で、最終的には499席に4割くらいの入りはすごい。朝早めなのに。しかもプレミアム席にも7人くらいが座っていた。プラス1,000円なのに!

 気になった予告編は…… 四角の枠付き「シン・ゴジラ」は新予告に。そうか、石原さとみは米国エージェントだったんだって、誰、それ。何かアニメ的な設定だなあ……。不安が増えてきた。7/29公開。

 枠付きの「キング・オブ・エジプト」は新予告に。どうもいろんなキャラがアニメチックなかんじがするんだけど…… 子供向けのお手軽作品なのか? 9/9公開。

 枠付き「ミュータント・ニンジャ・タールトル 影」も新予告に。絵はすごいけど、ますますくだらない感じが。ネトネト感も半端ないし…… 8/26公開。

 枠付きの「X-MENアポカリプス」は、絵はすごいんだけど、敵のボス・キャラと、X-MENの3人くらい以外、俳優としてなじみのない人ばかりで、そこが不安。いままでと違いすぎる。8/11公開。

 枠付き「ゴースト・バスターズ」は新予告に。ひょっとしたら、面白いのかも。ただ、メンバーの1人、金髪の女子がバカにしか見えなくて、これまた不安。8/19公開。

 枠付きの「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」は巨人が少年をさらう? ちょっと怖そうなんだけど。これでフレンドリー? でもスピルバーグ? 9/17公開。

 左右マスクのまま本編へ。


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