2016年7月17日(日)「ファインディング・ドリー」

FINDING DORY・2016・米・1時間37分

日本語字幕:手描き風書体下、中沢志保/海洋生物監修:さかなクン/ビスタ・サイズ(デジタル)/ドルビーATMOS(IMDbではドルビー・デジタル、DATASAT、SDDS、dtsも)

(米PG指定)(日本語吹替版、3D上映もあり)

同時上映「ひな鳥の冒険」(短編)

PIPER・2016・米・6分

ビスタ・サイズ(デジタル)/音響表記なし

(3D上映もあり)

公式サイト
http://www.disney.co.jp/movie/dory.html
(音に注意。情報少。全国の劇場リストはあり)

前回のニモ(声:ヘイデン・ロレンス)を探し出して救出する旅に出た父マーリン(声:アルバート・ブルックス)とドリー(声:エレン・デジェネレス)の大冒険から1年。ドリーは突然、自分の家族の記憶の断片「カリフォルニアの宝石」というフレーズを思い出し、家族を探すため、マーリンに協力してと頼む。カリフォルニアへ行くには海を横断しなければならず、マーリンは反対するも、ドリーの決心は固く、海流に乗って旅をしているウミガメを紹介する。そして海ダメたちと一緒にドリー、マーリン、ニモの3匹はカリフォルニア海流に乗って、海洋研究所の近くに到着。ところが、ドリーは職員に捕まり、研究所でクリーヴランドの水族館行きのタグを付けられる。それを見ていたタコのハンク(声:エド・オニール)は、海に戻されるより、楽に暮らすことのできる水族館暮らしを希望しており、ドリーの家族探しに協力する代わり、クリーヴランド行きのタグをくれという。そして、「カリフォルニアの宝石」はここにあるという。

86点

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 やっぱりディズニー、そしてピクサー。心温まる映画。「アナと雪の女王」(Frozen・2013・米)のように、基本、悪いやつは出てこないが、事件が起きて、大冒険が展開する。それもまったく想像も付かないような展開。前作絡みのギャグもあり、前作を知っていればより楽しめるが、まったく知らなくても楽しめるようになっている。

 キャラクター以外はまるで実写のようで、海の波など本物にしか見えない。キャラまで写実的にしないところがセンスで、うまい。特にこんなファンタジー作品では、それが重要。「ファイナルファンタジー」(Final Fantasy: The Spirits Within・2001・米/日)みたいになると失敗する。とにかくキャラクターがかわいくて、愛らしくて、素晴らしい。多くは前回から引き続き登場しているが、あらたに登場したタコのハンクが、個性はもちろんのこと、忍者のようにカモフラージュで背景と同じ模様になるところが見事。ただ、今回最高だったのは、ドリーの幼い頃、赤ちゃん時代の姿。甘え気味の声は誰もがかわいいと思ってしまうはず。だいたいすべてのキャラがみんな良くはまっている。



【ただいま執筆中。少々お待ちください】


 公開2日目の2D字幕、初回、新宿の劇場は全席指定で、金曜にムビチケカードで確保。当日は13〜14分前に開場。TCXの大きなスクリーンで、しかもATMOS対応。エンド・ロールでATMOSと出たから天井からも音が出ていたのかも。観客層は若い人から中高年までまんべんなくいた感じ。ただ、字幕版なので、小さな子やファミリーはごくわずか。幼稚園児くらいがいたのはビックリだったが。外国人もチラリと。

 男女比は最初は女性のほうが多かったが、結局半々くらいに。ヒット作はだいたいこうなる。最終的には499席の3.5割くらいが埋まった。プレミアム席には1人座っていた。最後列のラグジュアリー・シートは不明。ま、こんなものか。

 気になった予告編は…… TOHOシネマチャンネルのニュースで左右マスクの「ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち」はティム・バートンの実写ファンタジー。ミス・ペレグリン役らしいエヴァ・グリーンが怖い。2017年公開。まだ日本版の公式サイトはない模様。このティーザーではちょっと「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」(Nanny McPhee・2005・米/英/仏)のような気もしたが……。

 日本でも人気の俳優ベネディクト・カンバーバッチの四角の枠付き「ドクター・ストレンジ」は、またまたマーベル・コミックの実写映画化。大けがをして、超人になるような。でも医師(外科医)だから敵を殺せないと。絵はクリストファー・ノーランの「インセプション」(Inception・2010・米/英)っぽかったが。1月公開(と出たと思うが12/10という説も)。

 枠付き「マグニフィセント・セブン」はリメイクのリメイク西部劇。本来はワクワクするはずなのだろうが、いまひとつピンと来ない。もともと日本の「七人の侍」(1954・日)がベースなのに、アジア人が出ていると思ったら、イ・ビョンホンって。まあイ・ビョンホンは過去にもアジア版西部劇に出てるけど。1/27公開。

 枠付き「シン・ゴジラ」は新パターンだろうか。どうしてもタイトルに違和感が…… そして、なんでキャッチ・コピー、現実のルビがニッポンで、虚構のルビがゴジラなんだろう? よくわからん。7/29公開。

 枠付きアニメ「ルドルフとイッパイアッテナ」も新予告に。予告だけでも感動的だが、ちょっと子ども向きの感が強いかなあ。ルドルフはかわいいけど。8/6公開。

 枠付きの「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」も新予告。11/23公開。なんだか、おもしろそう。

 左右マスクの「ジャングル・ブック」は、ようやく人間の少年以外3D-CGであると明かされたが、当然だろうと。当初はCGでも実写でもないとか言ってたからなあ。ジャングルで唯一の人間の主人公がモーグリと、「ハリー・ポッター」シリーズの普通の人間のマグルって関連あるのだろうか。4Dもあるのか。8/11公開。

 TCXのデモあと、左右マスクで本編へ。


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