2016年11月13日(日)「ミュージアム」

2016・ワーナー・ブラザース映画/WOWOW/講談社/パルコ/トライストーン・エンタテイメント/ツインズジャパン/ニッポン放送/GYAO/KDDI/巌本金属・2時間12分

シネスコ・サイズ(表記なし)/ドルビー・デジタル(?、表記なし)



公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/museum/
(音に注意。全国の劇場リストもあり)

家庭を顧みない夫に愛想を尽かし子供を連れて妻、遥(はるか、尾野真千子)が出て行ったあと、刑事の沢村(小栗旬)は呼び出しで猟奇殺人の現場へ行く。被害者は空腹の犬に生きたまま喰われた女性。メモが置いてあり「ドッグフードの刑」と書かれていた。そして、まもなく、親のすねをかじって暮らす引きこもりの青年がさらわれ、3,280gだけそぎ落とされた肉片とともに死体で発見される。添えられていたメモは「母の痛みを知りましょうの刑」と書かれていた。警察は連続猟奇殺人事件として捜査を始め、被害者に3年前の幼女樹脂詰め殺人事件の裁判員だったことが判明する。

74点

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 うーむ、良くできているだけに、とても気持ちの悪い作品。精神を病んだものの感情が伝わってくるような感じ。そして、たくさんの残酷表現。血まみれ。これで年齢規制されていないとは驚き。大人でも辟易する。

 事件の経過というか、ミステリーの解決は、ほとんど1人の刑事の力、能力によっていて、そこがどうなのか。ほかの人は皆バカか。しかも、その主人公が家庭を顧みない仕事バカで、ちょっと偉そうで、あまり好きになれないタイプ。役者の演技プランなのか、監督の演出なのか、冒頭から良い面も悪い面も力が入りすぎているというか、上滑り状態。徐々に力がはいってくるなら良いんだけど、冒頭から飛ばし過ぎ。逆に引く。

 それもあって、小栗旬が浮いていてヘタに見える。冒頭、現場に行く時の偉そうな感じ、妻が狙われていることを知って署内で暴れるシーンなど、トゥー・マッチなのだ。問題があるとすれば。ここだけではないだろうか。ひとりだけ体温が高いような。それに、どっぷり刑事の仕事にハマっている男が、耳にピアスの穴って。役者は私生活で耳にピアスの穴開けちゃダメでしょ。役によってはまったく馴染まないし、いまは高画質だからちょっとアップになっただけでバレるし。

 また、画質も最新作とは思えないほどで、色が浅くてコントラストが低い、邦画らしい絵。ほとんど雨の日が舞台でも、霞が被ったような白っぽい絵って、この画質はないだろう。

 あと、時代設定がわからないが、スマホじゃなく折り畳みのガラパゴス携帯って、なぜ?


【ただいま執筆中。少々お待ちください】


 公開2日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、金曜にムビチケカードで確保。当日は20分前くらいに開場。若い人から中高年まで、かなり幅広い感じ。下は中学1年生くらいから。女性はやや少なく、1/4ほど。老若比は7対3くらいで若い人(30代半ばくらい?)が多かった。確認を忘れたが、最終的には499席の6割くらいが埋まったと思う。プレミアム席には6人座っていた。

 気になった予告編は…… ハリウッド・トピックスでの、四角の枠付き「キングコング髑髏島の巨神」3/24公開、枠付き「パッセンジャー」3/24公開、枠付き「美女と野獣」4/21公開、左右マスクの「ワイルド・スピード8」GW公開は同じ。どれも期待大。

 左右マスクの「サバイバルファミリー」は「ウォーターボーイズ」(2001・日)の矢口史靖監督作品。たぶん面白いんだろうけれど、予告では伝わって来なかった。2/11公開。

 枠付き「新宿スワンII」はヤクザ映画の第2弾。いろいろドラマはあるんだろうけれど、結局はヤクザの世界の話。ただ「新宿の街はオレたちが守る」というようなセリフは感動的だったけど。1/21公開。

 枠付きの「バイオハザード:ザ・ファイナル」は新予告に。やっぱり期待してしまう。12/23公開。

 枠付き「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」はようやく新予告に。カッコいいなあ。見たい。でも、またこのシリーズは前売り券販売が変則的。セブンイレブンのみかよ。しかも現時点ではグッズ付きのみ。通常券は11/27発売とか。どうにも納得できない。12/16公開。

 枠付き「ドント・ブリーズ」は非常に怖そう。盲目の一人暮らしの老人の家に押し入って金を盗もうとしたバカ若者たちが、逆襲に合って恐怖に陥れられるというお話らしい。見たいが、劇場にもよるなあ。前売りは……? 12/16公開。公式サイトもないようだし。

 枠付き「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」もたぶん新予告。話のスケールも大きそう。モンスターがたくさん出るんだ。11/23公開。

 暗くなって、シネスコでTCXのデモの後、本編へ。ここでケータイを光らせて入ってくる女。おいおい。

 ときとぎ4D劇場の振動らしきものが伝わってきて、地震みたいで気持ちが悪かった。


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