日本語字幕:丸ゴシック体下、風間綾平/シネスコ・サイズ(デジタル、RED)/ドルビー・サラウンド7.1(IMDbではドルビー・デジタル、DATASAT、SDDS、ドルビーATMOS、Auro 11.1も)
(米R指定、日PG12指定)(日本語吹替版、4D上映、3D上映もあり)
T-ウィルスによって全世界がアンデッドで埋め尽くされ、世界中が廃墟と化した中、1人アンデッドと戦っていたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、ある日、コンピューターのレッド・クィーン(エヴァー・アンダーソン)から、「世界には4,472人の人間が生存しているが、このままでは48時間後には滅亡するから、私を止めてハイブの地下にある抗ウィルス剤を手に入れ、散布して欲しい」というメッセージを受け取る。「ハイブにはウェスカーもいて、アリスの求める答えがある」というのだ。半信半疑のまま670キロ離れたハイブに向かうと、無数のアンデッド軍団を引きつれたアイザック博士(イアン・グレン)の装甲車に捕らえられてしまう。
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ほぼ全編格闘シーン。これでよく物語を描けたものだと感心させられる。一帯が廃墟となっている景色もあり、これを3D-CGで作るのはものすごく大変なことだろう。それを映画ならではでやっている。細かいカットが多く、撮影はとても大変だったことだろう。 しかし一方で、アクションのみの展開は単調で、ハラハラドキドキでも飽きてきたり、眠くなったりする。やはり緩やかに進行するところと、たたみかけるように一気に見せるところと、メリハリがあった方が良いような気がする。しかも、ミラ・ジョヴォヴィッチが年齢的に厳しくなってきたのか(まだ41歳だと思うが)、アクションのスピードをごまかすかのようにカメラを動かしながらカットを割っているので、何が起こっているのか分かりにくい。カットは細かく割っても、カメラを動かすなよ。これは3Dにはまったく向かないと思う。それらしい撮り方をしたカットは多かったけれど。 ストーリー的には、ファイナルらしいどんでん返しのある展開で、楽しめた。だいたい納得が行く。そういうことだったのかと。ただ、主要な登場人物が、アンブレラ社のCEOのアイザック博士、その部下のウェスカー議長、コンピューター・システムの人工知能レッド・クィーンに、クレアというのは、まったく代わり映えがせず、いかがなものかと。世界が広がらず、とても狭い感じがする。新しさも感じない。続編だからそれでいいというのなら仕方がないが。 それとクローンが使われ過ぎで、死んでも死んでも蘇ってくるし、死が軽くなってしまっている。どうせクローンで蘇るんだろうと。まあ、本作ではそれを逆手にとった展開もあるのだが。 そしてミッションをクリアするために行かなければならないところはトラップだらけというのも、原作がゲームであるため避けられなかった設定なのだろう。それがないとゲームの雰囲気が出ない。 【ただいま執筆中。少々お待ちください】 公開17日目の初回、新宿の劇場は朝早い回は3Dのみなのでパスして、2Dの初回を金曜にムビチケカードで確保。10分前くらいに開場、観客層は下は中学生くらいから、上は中高年までいたが、メインは20代くらいの若い人たち。ゲーム世代ということか。男女比は、意外なことに4.5対5.5くらいで女性のほうがやや多かった。最終的には128席はほぼすべて埋まった。 気になった予告編は…… 四角の枠付き「キング・アーサー」はガイ・リッチー監督が描くアーサー王伝説の物語。予告では有名な岩に突き刺さった剣を抜くシーンが流れたが、一体どんな映画になるのか。日本の公式サイトはまだない模様。2017年公開。 枠付き「ローガン」は、ヒュー・ジャックマンのビデオ・メッセージ付き。ウルバリン・シリーズの最終話になるらしい。ただティーザーなので内容は不明。6月公開。 枠付き「ザ・マミー」はリブート版になるそうで、何と主演はトム・クルーズ。ほかにもラッセル・クロウが出ているというから、単なるゲテモノ映画ではないはず。蘇るミイラは奇妙な模様を顔や体に書いた女性。怖そう。日本のサイトはまだない模様。 左右マスクの「メアリと魔女の花」はジブリ・アニメかと思ったら、卒業生の米林宏昌監督の新作だった。雰囲気ジブリだが、「借りぐらしのアリエッティ」(2010・日)と「思い出のマーニー」(2014・日)の人だからなあ…… 夏公開。 左右マスクの「名探偵コナンから紅の恋歌」は人気TVアニメの、1997年から続く劇場版。21作目に当たるらしい。すごいなあ。4/15公開。 枠付き「スパイダーマン:ホームカミング」は「アベンジャーズ」のような始まりで驚いたが、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(Captain America: Civil War・2016・米)に出ていたキャラでリブートするらしい。だからマリサ・トメイも出演。なかなか凄そう。8/11公開。 枠付き「ワイルド・スピードICE BREAK」は新予告に。何と8作目。おなじみのメンバーで、凄いアクション。期待が募るが、ドゥエイン・ジョンソンの「プロでないヤツがいた」とか何とかいうコメントが気にかかる。4/28公開。 枠付き「パッセンジャー」も新予告に。人類移住計画で人工冬眠から早く目覚めてしまった2人。なぜなのかというミステリー。感動作になりそう。3/24公開。また3Dか。 枠付き「アサシンクリード」はもう見たパターンだと思うが、気になる。面白そう。3/3公開。 枠付き「ラ・ラ・ランド」は新予告に。ちょっとだけ絵が変わった。好き嫌いのあるミュージカルながらアカデミー賞を取りそうな雰囲気で、そうなると混むんだろうなあ。2/24公開。 枠付き「ドクター・ストレンジ」も新予告に。とにかく絵が凄い。でも前売りが無いなんて……。1/27公開。 マナー広告の後、暗くなって本編へ。 |