日本語字幕：丸ゴシック体下、稲田嵯裕里／ビスタ・サイズ（デジタル、Arri ALEXA）／ドルビーAtmos
（米PG-13指定）（日本語吹替版、3D上映、4D上映もあり）|
ある日、認知症とされていた祖父のエイブ（テレンス・スタンプ）が何者かに襲われて両目をえぐられ、孫のジェイク（エイサ・バターフィールド）に「ケルン島に行って児童保護施設の所長アルマ・ペレグリンに会え」の言葉を残して亡くなってしまう。1カ月後、おじいちゃん子のジェイクはその時の心的ストレスの治療のため、精神科医の勧めもあって、父のフランク（クリス・オダウド）と共に人口92人の小さな島、ケルン島を訪れる。そして児童保護施設を探すと、そこは第二次世界大戦中の1943年9月3日にドイツ軍の爆撃によって破壊され全員死亡、以来ずっと廃墟となっていた。ところが、その中を歩いていると、少女を見かけ、追いかけると他にも子供たちがいることに気付くが、つまずいて転倒し気を失ってしまう。気付くと数人の子供たちに囲まれていて、ミス・ペレグリン（エヴァ・グリーン）が埠頭で見かけていて、ループへ連れて行くという。ループでは、いつも1943年9月3日で、毎日、爆撃ギリギリまでをリセットにより繰り返していた。そこで暮らしていたのは、ミス・ペレグリンに守られた異能の持ち主の子供たち。普通の人とはかけ離れているので、ここに隠れ住み、平和に暮らしているという。しかし、その平和な時に魔の手が忍び寄ろうとしていた。
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見終わって出て行く時、若い女の子が「思っていたより面白かった」と。ボクもまったく同意。予告では、ちょっとダークで奇想天外なファンタジーという感じだったが、意外とよくできたドラマで、ハラハラドキドキもあって感動的。約2時間、おとぎ話の世界へのトリップを堪能できる。雰囲気としては同じ監督による「ビッグ・フィッシュ」（Big Fish・2003・米）に近いかも。 風変わりなキャラクターが現れて、大騒ぎをする話かと思ったら、意外とリアル世界も描かれていて、まったくのファンタジーというより、現実世界でもあるかもしれない不思議な話的まとめ方。それぞれのキャラクターがうまく描かれていて、ちょっと「X-メン」（X-Men・2000・米）のような映画的驚きもあって、見どころもたっぷり。映画らしい映画。中身を楽しむには3Dはじゃまだと思うけど。 ただ、ループというのが、字数制限のある字幕版のせいか、わかりにくかった。リセットしないとループは壊れて時間が進んでしまうのか。ループの外の亡くなった祖父となぜ会えたのか。ループからループを渡ってどうして会いたい人に会えたのか…… 1回見ただけでは理解できなかった。空気より軽い少女のエマは、ロープなしで浮いていることもあるし、一芸だけでなく二芸持っているし…… まあ原作があることだけど。 【ただいま執筆中。少々お待ちください】 公開2日目の初回、新宿の劇場は全席指定で金曜にムビチケカードで確保。当日は15分前くらいに開場。観客層は、字幕版だったが小学校低学年くらいからいて、中年層がメインで、高齢者は少なめ。男女比は、最初は半々くらいだったが、後から女性が増えて3.5対6.5くらいに。最終的には184席がほぼ埋まった。 気になった予告編は…… 左右マスクのアニメ「メアリと魔女の花」は新予告に。ジブリっぽい雰囲気だがそうではなくて、卒業生の米林宏昌監督作品だそう。「借りぐらしのアレエッティ」とか「思い出のマーニー」の人。うむむ。予告では面白そうだが……。夏公開。 左右マスクの「帝一の國」は菅田将暉主演のコミック原作コメディ。生徒会長選挙を描くらしい。4/29公開。 左右マスクの「名探偵コナンから紅の恋歌」は人気アニメの劇場版。4/15公開。 左右マスクの「ひるなかの流星」は、最近富に多い少女コミック原作の恋愛物。三角関係？ うーむ、なんだかなあ。公開日が最後に一瞬出るだけ。覚えられるか！ しかたなく調べたら3/24公開。タイトルと公開日はしっかりだそうよ、予告なんだから。 四角の枠付き「チアダン」は新予告に。チア・ダンスで全米制覇した福井県の高校生の実話の映画化。3/11公開。 枠付き「モアナと伝説の海」は日本語ナレーションとオリジナル版の歌のパターン。素晴らしいんだけど、キャラがなあ。3/10公開。 暗くなって、映画泥棒の後、映写機の左右マスクのまま本編へ。 |