2017年4月23日(日)「美女と野獣」

BEAUTY AND THE BEAST・2017・米/英・2時間10分(IMDbでは129分)

日本語字幕:手描き風書体下、松浦美奈/シネスコ・サイズ(デジタル、Arri ALEXA)/ドルビーATMOS(IMDbではドルビー・デジタル、IMAX 12トラック、IMAX 6トラック、ドルビー・サラウンド7.1も)

(米PG指定、英PG指定)(日本語吹替版、3D、4D上映、IMAX版もあり)

公式サイト
http://www.disney.co.jp/movie/beautyandbeast.html
(全国の劇場リストもあり)

昔、フランスのあるお城で、イケメンの王子(ダン・スティーヴンス)は、見かけの美しい人だけを招待してパーティーに明け暮れていたが、ある嵐の夜、パーティー会場に現れた醜い老婆(ハティー・モラハン)が現れ、一晩泊めてくれという。しかし王子は老婆を突き放し追い返そうとする。すると老婆は美しい魔女に変身し、王子を恐ろしい野獣に変え、家臣達までモノに変えてしまう。そしてバラを1輪残し、すべての花びらが散るまでに誰かと心から愛し合わなければ、二度と元の姿に戻れなくなると告げられる。長い月日が流れ、人々がその城の存在も忘れた頃、その城の近くの村で一番美しいがちょっと変わり者の娘ベル(エマ・ワトソン)の父、モーリス(ケヴィン・クライン)は、馬車で自作のオルゴールを売りに出て道に迷いその城にたどり着くが、バラの花を採って捕らわれの身となってしまう。空馬が戻ったことでベルは馬に案内させ単身城に乗り込むと、父の代わりに自分が城に残ると申し出る。

76点

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 ほぼアニメ版「美女と野獣」(Beauty and the Beast・1991・米)をそのまま実写にしたミュージカルという印象。実に良くできており、技術の進歩によりほとんどそのままアニメ版を忠実に移すことができたと。ただ、実写とは言えリアルのみに走らず、ちゃんとファンタジーの部分をうまく残しているところがディズニーならではだろう。

 良くできており、豪華で、感動的で、面白いが、アニメ版と比較してしまうと、やっぱりオリジナルであるアニメ版は素晴らしい。アニメらしい大げさなところがファンタジーに合っていたからか、アニメの方が感動が大きく、泣いてしまったなあと。本作はそこまでいかない。

 3D-CGキャラの声も豪華。しかも最初とラストは人間なので、ほんのちょっとだが姿も見られる。ビックリの配役。3D-CGばかりでなく、お金がかかっている。ハリウッドだなあ。

 銃は、ガストンがフリント・ロック・ピストルを腰のベルトに指している。そして撃つのだが、リロードはちょっと時間が短過ぎという印象。あまりリアルにすると流れを乱すという考えだろう。

【ただいま執筆中。少々お待ちください】


 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、金曜にムビチケカードで確保した時点で、かなりの座席がすでに埋まっていた。さすが話題作。当日は着いた時点でほぼ満席のマーク。15分くらい前に開場。観客層は若い人から中高年まで幅広い。特に目立ったのは若い女性が多かったこと。最終的に男女比は2.5対7.5くらいで女性が多かった。また老若比は7対3くらいで若い人が多かった。最終的に580席の9割くらいが埋まった。早朝なのに、これは見事。

 CM枠での左右マスク「メアリと魔女の花」は、最初の予告だと「魔女の宅急便」(1989・日)のような印象だったが、どうやらメアリが一夜限りの魔女の力を手に入れるというお話らしい。7/8公開。

 左右マスクの「こどもつかい」はナレーションのみで絵なしの予告。怖そうで面白そうだけど、なんだこれ。6/17公開。

 四角の枠付き「フェリシーと夢のトウシューズ」はピクシー的な3D-CGアニメかと思ったら、フランスとカナダの合作らしい。バレリーナを目指す少女の話。8/12公開。

 枠付き「ザ・マミー/呪われた砂漠の女王」は新予告に。トム・クルーズ主演の冒険活劇で、「ハムナプトラ」(The Mummy・1999・米)でリメイクされた「ミイラ再生」(The Mummy・1932・米)のさらなるリメイクか。7/28公開。

 枠付き「怪盗グルーのミニオン大脱走」はシリーズ第3作目。完全に子供向きの気はするが、人気あるんだろうなあ。日本語セリフでの予告。7/21公開。

 左右マスクの「ピーチガール」はまたまたコミック原作のラブ・ストーリー。それだけ日本の漫画にはパワーがあるということなんだろうけど、多すぎるって。予告では内容も似たようなものだし……。5/20公開。

 枠付き「東京喰種トーキョーグール」は、あの清水富美加の出演作。なかなか凄そうな感じだが、これもコミック原作。でも設定もビジュアルも新鮮でユニーク。面白そう。7/29公開。

 枠式「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」はいよいよ予告開始。CGで作ったらしい若い頃のジャック・スパローとライバルとなるハビエル・バルデム演じる海賊の若い頃がすごい。本当に若い時に撮ったみたい。7/1公開。

 映写機のマスクが左右に広がって、フル・サイズになってディズニーのお城がちょっと違う形で、花火が上がって、そのまま野獣のお城になって物語の中へ。うまいなあ。


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