2017年5月20日(土)「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」

GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2・2017・米・2時間16分

日本語字幕:手描き風書体下、林 完治/シネスコ・サイズ(デジタル、RED、Panavision)/ドルビー・デジタル、ドルビーATMOS(IMDbではドルビー・サラウンド7.1、IMAX 12トラック、IMAX 6トラックも)

(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、3D上映、4D上映もあり)

監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン
撮影:ヘンリー・ブラハム
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルタナ、マイケル・ルーカー、    カート・ラッセル、シルヴェスター・スタローン、ほか


公式サイト
http://marvel.disney.co.jp/movie/gog-remix.html
(全国の劇場リストもあり)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー、リーダーのスター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラット)、女暗殺者のガモーラ(ゾート・サルダナ)、遺伝子操作で作られた凶暴なアライグマのロケット(ショーン・ガン、声:ブラッドリー・クーパー)、野獣のような荒くれ者ドラックス(デイヴ・バウティスタ)、前作で仲間を守るために犠牲になった樹木型ヒューマノイドのグルートの残骸を挿し木として蘇らせたベビー・グルート(声:ヴィン・ディーゼル)は、黄金の惑星ソヴリンの指導者アイーシャ(エリザベス・デビッキ)の依頼により、高価なマニュラックス電池を巨大モンスターから守る任務に就いていた。それに成功し、報酬として、賞金首のネビュラ(カレン・ギラン)の身柄を引き渡されるが、彼女はガモーラの妹だった。そしてソヴリンを離れるとき、ロケットがマニュラックス電池ををくすねたことから、ソヴリン艦隊の追撃を受けることに。みんなが乗った宇宙船ミラノ号は近くの惑星に不時着、大破する。そしてみんなの前に現れたのは、ピータの父と名乗る自称「神」のエゴ(カート・ラッセル)と、お世話係のマンティス(ポム・クレメンティエフ)だった。


83点

前へ一覧へ次へ
 あ〜あ、面白かった。どうせホラなら、これくらいどでかい大ボラを見せて欲しいもの。ハリウッドらしい、痛快で楽しいトンデモ大ボラSFアクション映画。スケールも大きく、特殊効果も見事で、多いに笑えて楽しく、ご機嫌な曲と強烈で素敵なキャラたち。しかもラストには感動させられて、あやうく涙が出そうに。終わって出て行くとき、若い女の子達は「泣いて良いのか、笑って良いのかわからなかった」なんて言っていたし、若い男の子たちは「泣きそうになったよ」なんて言っていた。この映画の破壊力はなかなかのものだ。しかもラストに、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは戻って来ると出る。

 製作者たちのまじめな大ボラ、俳優達の真剣な大ボラ、しかも誰もが楽しんでこの映画を作った感じが伝わってくる。お金もかかっている。世界一贅沢な大ボラ! コミック原作者にしてマーベル名誉会長で、本作の製作総指揮でもあるスタン・リーが出ているのは定番ながら、シルヴェスター・スタローンやTV「ナイトライダー」(Knight Rider・1982〜1986・米)シリーズのデヴィッド・ハッセルホフ、ジェフ・ゴールドブラム、ミシェル・ヨー、「ミッション:インポッシブル」(Mission: Impossible・1996・米)シリーズのヴィング・レイムス、前作にも出ていたようだが、伝説的コケ方をしたSFコメディ映画の主人公ハワード・ザ・ダックといった隠しキャラ的な登場人物もたくさんいる。何より、超かわいいベビー・グルートの声がヴィン・ディーゼルだというのが笑わせる。

【ただいま執筆中。少々お待ちください】


 公開9日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、木曜にムビチケカードで確保。当日は13〜14分前に開場。若い人から中高年まで割と幅広い。下は小学生くらいからいた。意外と若い人が多く、20代くらいが半分くらいいたような印象。男女比は6対4くらいで男性が多かったものの、SFコメディにしては女性が多いかなと。最終的には157席(1週間でここまで落ちる?)に7割くらいの入りで、もっと入っていい映画だと思うが。こんな調子じゃあ、ハリウッド作品はますます中国向けに作られるようになって行くぞ。

 スクリーンはシネスコ・サイズで開いており、気になった予告編は…… 左右マスクの「新感染ファイナル・エクスプレス」はティーザーで内容がわからないが、ハリウッド・テイストのゾンビモノっぽい雰囲気の邦画。夏公開。

 左右マスクの「バイオハザード:ヴェンデッタ」はフル3D-CG。ゲームの動画パートような雰囲気。動きがいまひとつCGっぽい感じがするのはボクだけだろうか。5/27公開。

 四角い枠付きの「スパイダーマン:ホームカミング」はちょっとだけ新予告という感じ。8/11公開。

 枠付き「ライフ」は、エイリアン的なホラーSFらしい。火星で発見された生命体Lifeが巻き起こす恐怖の物語と言った感じで、なかなか怖そう。7/8公開。

 左右マスクの「こどもつかい」はいよいよ動画での予告。怖そうだが、ちょっとチープな感じの部分も…… 6/17公開。

 左右マスクのアニメ「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち」は第二章発進篇だとか。6/24公開。

 枠付き「東京喰種トーキョーグール」はティーザーで、内容は不明。ホラーだろうが、どんな映画になるんだろう。7/29公開。

 枠付き「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」は日本語ナレーションの新予告に。怖そうだし、面白そう。とにかくハビエル・バルデムのインパクトがスゴイ。7/1公開。

 驚いたのは枠付き「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の予告。娘、海、島、そして…… やっぱりSWは戦争映画なのだ。圧倒的な戦闘シーン。期待しちゃうなあ。この冬、12/15公開。また前売りはコンビに限定とかになるんだろうか。面倒くさい。

 映写機のマスクが左右に広がって、フル・サイズになって、どこかでケータイが鳴っていたが、本編へ。


前へ一覧へ次へ