日本語字幕:手描き風下、益江貴子/シネスコ・サイズ(デジタル)/ドルビーATMOS(IMDbではドルビー・デジタル、dts、SDDS、ドルビー・サラウンド7.1も)
(日本語吹替版、4D上映もあり、IMDbではIMAX版、3D版もあり)
監督:ブライアン・フィー 脚本:ボブ・ピーターソン 声の出演:オーウェン・ウィルソン、 クリステラ・アロンゾ、 アーミー・ハマー、 クリス・クーパー、ほか |
ビスタ・サイズ(デジタル)/音響表記なし
良いライバルにも恵まれ、充実したカー・レース生活を送るライトニング・マックィーン(声:オーウェン・ウィルソン)は、台頭してきた新世代レーサーのジャクソン・ストーム(声:アーミー・ハマー)に勝てなくなり始める。やがて同世代のレース仲間の多くが引退に追い込まれ、大半が新人と入れ替わる。ストームは最新テクノロジーにより最適なライン取りを導き出し、シミュレーターの仮想レースで訓練し、データによって連勝を重ねていた。そしてシーズン最後のレースでマックィーンはは大クラッシュ、引退かとささやかれるようになる。4カ月後、マックィーンは田舎町「ラジエーター・スプリングス」で仲間達の進めもあり、最新のトレーニング施設「ラスティーズ」に向かう。そこで若き女性トレーナーのクルーズ・ラミレス(声:クリステラ・アロンゾ)の指導を受けることになるが……。
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面白かった。内容に合ったちょうど良い長さ。カー・レースの世界にも訪れるハイテクの並み。そして世代交代。特にカー・レースの世界は進歩が早く、情け容赦なく、ロートルを切り捨て新人が台頭してくる。それをアニメで描くとはねえ。それもあちこちにギャグをちりばめながら、最後には感動させて見せ切ると。 3D-CGはとても進化しているようで、キャラクターの車たち以外、風生の自然や町並み、道路、海、砂、泥、ホコリ、煙など、もうほんど実写と区別が出来ないレベル。すごいなあ。キャラはあえて落としているわけだ。それでも光るボディに写り込む反射や光もものすごくリアル。動きにもぎくしゃくしたところはなく、自然に見える。すごいなあ。 うまいのは、その話に若き女性の敏腕トレーナーの話を重ねてきたこと。これで話に厚みが出て、どう展開して行くのかわからなくさせ、感動の話にしている。やっぱり、こうなってしまうか。オヤジ世代としては辛い。老いを認めなければいけないと。 ラミレスの声とか、しゃべり方はてっきりスカーレット・ヨハンソンかと思ったのだが、 クリステラ・アロンゾという人だという。ヨハンソンは「her/世界でひとつの彼女」(Her・2013・米)のAIの声や「ジャングル・ブック」(The Jungle Book・2016・英/米)の大蛇、「SING/シング」(Sing・2016・米)などでも声優をやっているので、間違いないと思ったら違っていた。似てるなあ。 公開2日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、金曜にムビチケカードで確保。当日は15分前くらいに開場。観客層は若い人もいたが、メインは中高年。小学校低学年らしい子供付けのファミリーも4、5組いたが字幕は読めたのだろうか。男女比は6対4くらいで男性のほうが多かった。最終的には184席の4割くらいが埋まった。まあ朝早めなのでこんなものか。 |