2017年8月6日(日)「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」

2017・TBSテレビ/東宝/ワーナー・ブラザース映画/集英社/OLM/東北新社/電通/バンダイナムコエンターテインメント/ブシロード/TCエンタテインメント/CBCテレビ/毎日放送/GYAO/RKB毎日放送/北海道放送/TBC東北放送/日本出版販売/静岡放送/中国放送・1時間59分

シネスコ・サイズ(表記無し、デジタル?)/表記無し(ドルビー・デジタル?)

(『UDCast』方式に対応した視覚障害者用音声ガイド付き)

監督:三池崇史
原作:荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない」(集英社ジャンプ・コミックス刊) 脚本:江良至
撮影:北信康
出演:山崎賢人、新田真剣佑、伊勢谷友介、
   岡田将生、神木隆之介、山田孝之、ほか

公式サイト
https://warnerbros.co.jp/movie/jojo/
(音に注意。全国の劇場リストもあり)

杜王町(もりおうちょう)に高校2年の広瀬康一(ひろせこういち、神木隆之介)が引っ越してくる。そして広瀬が不良に絡まれていたとき、同級生の東方仗助(ひがしかたじょうすけ=ジョジョ、山崎賢人)が現れ助けてくれる。ジョジョはスタンドという特殊能力の使い手で、父親はおらず、警察官の祖父、東方良平(ひがしかたりょうへい、國村隼)と、母親の東方朋子(ひがしかたともこ、観月ありさ)の3人で暮らしていた。そんな中、町では変死事件が連続して発生しており、ジョジョは事件の裏に水のスタンドの使い手、片桐安十郎(かたぎりあんじゅうろう=アンジェロ、山田孝之)がいることを知る。するとジョジョの前に時間のスタンドの使い手である空条承太郎(くうじょうしょうたろう、伊勢谷友介)が現れ、ジョジョの父やスタンドのことを教えてくれ、杜王町に邪悪なスタンドの使い手がいて、ジョジョに襲いかかろうとしていると告げる。


74点

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 三池崇史監督ということで心配したが、なかなか面白かった。約2時間、楽しめた。架空の町、杜王町を表現するためにスペインのシッチェス(ファンタジー系映画の映画祭で有名)でロケするというお金を掛けたギャグ?と、守護霊的な超能力であるスタンドのキャラクターが、ハッキリとは見えないものの、ちょっとチープなキャラクターになっているのが気になったが、やはり映画らしいアクションと、強烈なバイオレンス表現は三池崇史監督ならではで、強く印象に残る。

 このあとも何本か作られそうなタイトルだが、このレベルで作ってくれるのなら、続けてみたいと思う。ただ、まあ全体に言葉が汚い。現代的な若者のケンカだとこんな感じになるのだろうが、ちょっと汚すぎる感じ。長時間聞いていると不快になってくる。

 優しそうなイメージの山崎賢人がつっぱりを演じ、意外と合っていたが、もっとも印象に残ったのは虹村兄弟の弟、億泰を演じた新田真剣佑。まあ不良役で、言葉も汚い限りなのだが、良かったと思う。おいしい役だし、良い雰囲気。印象に残る。逆に小松菜奈演じる山岸由花子はこの話では役割がよくわからず、中途半端で出てくる必要あったのかどうか。次作へのつなぎか。ちょっとかわいそう。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、金曜にムビチケカードで確保。当日は17〜18分前に開場。着いたとき、次の回から「残席わずか」表示。最初12〜13人で、ほぼ中高年。下は父に連れられた小学校低学年くらいの男の子が1人。女性はゼロ。5分前くらいに40人くらいになって、女性が5〜6人に。ちょっと朝早すぎか。最終的には122席の4.5割くらいが埋まった。ま、こんなものか。次の回からは大きなスクリーンだし。


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