2017年11月25日(土)「ジャスティス・リーグ」

JUSTICE LEAGUE・2017・米/英/加・2時間00分

日本語字幕:丸ゴシック体下、アンゼたかし/ビスタ・サイズ(デジタル、一部フィルム、by Panavision、Arri)/ドルビーATMOS(IMDbではDolby Digital EX、12-Track Digital Sound、DTS: X、IMAX 6-Track、Sonics-DDP、Auro 11.1も)

(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、ATMOS、3D、4D上映もあり)

監督:ザック・スナイダー
脚本:クリス・テリオ、ジョス・ウェドン
撮影:ファビアン・ワグナー
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、
 ガル・ガドット、エイミー・アダムス、ほか

公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/justiceleaguejp/
(全国の劇場リストもあり)

スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)の死亡記事が新聞に載ったころ、バットマン(ベン・アフレック)は、地球を侵略しようとするステッペンウルフ(声:キアラン・ハインズ)とパラ・デーモン軍団に備えるため、世界中の超人たちを集めてチームを作ろうと、まず北欧に向かい、海神であるアクアマン(ジェイソン・モモア)を仲間に加える。その頃ステッペンウルフは絶大なパワーを得るため、バラバラに隠された3つのマザー・ボックスを集めようとしていた。


71点

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 終わって、後ろに座っていたおしゃべり女子2人がひと言。「これってスーパーマン1人いれば終わる話じゃない」。激しく同意。その通り。劇中「これがチームの力だ」とか言ってるけど、チーム・ワークがどうこうというお話ではなくて、スーパーマンが1人いるだけで解決する。意味ないじゃん。何のためのリーグ? スーパーマンを生き返らせるチーム?

 デジタル技術は素晴らしい。すごい群衆シーンとバトル。それぞれのカットが絵になっている。かっこいい。それでも、ストーリーが酷すぎ。そもそもステッペンウルフ(ロックバンドかと思った。ヘルマン・ヘッセの小説のタイトルに出てくるらしい)という悪魔のようなヤツがなぜ地球を乗っ取ろうとするのかわからない。そして、なんでそんなに強いのか。ちょっと大きいから? 500年も眠ってた? なぜ今、甦ったんだ? わからないことだらけ。眠くて何回か気を失いそうになった。

 アメリカでは受けが良いようで、IMDbでは7.3点の高評価。日本ではスーパーマンは置いておいて、バットマンとワンダー・ウーマンしか有名じゃないからなあ。どうしても有名人の多い「アベンジャーズ」と比べてしまう。ほかの2人にしても、コミックがアメリカほど受けているわけでもないし、映画だけだからなあ。「フラッシュ」のTVも酷かったし……。まあ「七人の侍」(1954・日)のパターンと考えれば、無名のキャラクターでもかまわないのだが、なぜか盛り上がらない。

 ワンダー・ウーマンは良い。それだけ。差額200円を払ったATMOSも必要あったかどうか。確かに音の迫力はあったけど……。

 銃は、バットマンに脅される最初の悪党が4インチか6インチのシルバーのリボルバーを持っていて、その後のロンドンのテロリストたちがH&KのMP7、G36C、HK416、そしてハンドガンはVP9かと思ったらP30だったらしい。バット・カーには3本銃身のガリング・ガン(imdbfによると.50口径のGAU-19だったらしい)。また大口径の砲はimdbfによるとボフォースの40mmらしい。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にムビチケカードで確保。当日は15分前くらいに開場。観客層は若い人から中高年まで幅広かった。男女比も6対4ほどで、意外と女性も多かった。朝早めだったせいか、最終的には499席の3.5割くらいしか埋まらなかった。9席×2列のプレミアム席は7席ほどが埋まった。

 CM・予告のあと暗くなって、東宝の大スクリーンTCXのデモの後、ジャングルから始まるドルビーATMOSのデモがあって、いよいよかと思ったら映画泥棒が流れ、映写機の左右マスクで本編へ。


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