2017年12月17日(日)「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」

STAR WARS: THE LAST JEDI・2017・米・2時間32分

日本語字幕:手描き風書体下、林 完治/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル=Arri、in Panavisionロゴ、フィルム=By Panavision)/ドルビーATMOS(IMDbではDTS: X、ドルビー・サラウンド7.1、ドルビー・デジタル、IMAX 12 track、IMAX 6 trackも)

(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、ATMOS、3D、4D上映もあり)

監督・脚本:ライアン・ジョンソン
撮影:スティーヴ・イェドリン
出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、
 ジョン・ボイエガ、マーク・ハミル、ほか

公式サイト
http://starwars.disney.co.jp/movie/lastjedi.html
(全国の劇場リストもあり)

ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の元にたどり着いたレイ(デイジー・リドリー)はライトセイバーを差し出すが、ルークはいともあっさりとそれを投げ捨ててしまう。一方、レイア将軍(キャリー・フィッシャー)率いるレジスタンス軍はファースト・オーダー軍に猛追され、反撃を試みるも大きな犠牲を出してしまう。そんな折、脱出ポッドで艦を離れようとしたフィン(ジョン・ボイエガ)は、整備士のローズ・ティコ(ケリー・マリー・トラン)に見つかり拘束されてしまう。


76点

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 スゴイ映画だと思うが、いまひとつ感動は薄かった。これだけのことが起こっているのに、結局、3部作の2番目(?、たぶん)はつなぎ。大きな動きは1つあるものの、他にほとんど新しいことは起きず、疑問の多くも解けないまま。なぜルークがハン・ソロの息子を殺そうとしたのか、なぜルークは身を隠したのか、なぜジェダイは終わるのか…… 1作目の謎はしっかりとは語られず、半端な感じでわからないというか納得できないまま。新たなキャラクターも登場するが、顔見せ的であまり活躍しない。てっきり、「お前は私の妹だ」とか「私の娘だ」といった告白があるのかと思ったが、それも無し。1作目にあった高揚感も、本作にはない。残念ながらボクには響くものがなかった。でもIMDbでは8.0点の高評価。

 中国人が目立っていて活躍するのは、やはり巨大な市場中国で上映されるための対策なのだろう。それがちょっと鼻につく感じ。芸術か商品かといえば、ハリウッド作品は商品の傾向が強いだろう。売れるためには中国市場を無視できない。……うむむ。

 ルークによるレイの特訓もあまり行われていない気がしたし、これで強くなることはできないだろうという感じ。あまり説得力が無い。なのに長い。つまらなくはないものの、最新の劇場でも尻が痛くなる。いずれにしても、SWシリーズに熱い思いを持つ人と見る時は気をつけた方が良いかもしれない。

 銃は、スターリングSMG風ブラスター、G36風ブラスターなどが使われていた。

 ATMOSは音が大きく充満している感じはしたものの、それほど効果を感じなかった。必要あったんだろうか。普通でも充分楽しめた気がする。たぶんスクリーンは大きいほどよく、IMAXはぴったりかも。

 公開3日目の字幕、ATMOS上映の初回、新宿の劇場はもちろん全席指定で、4D上映やIMAX版は早くから予約を受け付けていたようだが、前売り無しの当日券のみという興行ながら大人気作品なので、2日前のネットでの受付開始直後からバタバタと埋まっていき、どうにか確保。当日は着いた時点で残席わずか。そして25分前くらいに開場。さすがに字幕版でも下は小学生くらいから、上は中高年まで幅広かった。男女比は5.5対4.5くらいでやや男性が多かった。最終的にはプレミアム席9席×2列と後ろのBOX席を含む499席ほぼすべて、9.5割くらいが埋まった。P席も1席を残し全て埋まった。スター・ウォーズ・パワーはスゴイ。

 東宝の大スクリーンTCXのデモの後、ATMOSのデモがあり、本編へ。


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