2018年7月16日(月)「ジュラシック・ワールド/炎の王国」

JURASSIC WORLD: FALLEN KINGDOM・2018・米・2時間08分

日本語字幕:手描き風書体下、戸田奈津子/シネスコ・サイズ(デジタル、2.39、Arri ALEXA、Panavision、ドルビーVision)/ドルビーATMOS、dtsX、Auro 11.1(IMDbではドルビー・デジタル、ドルビー・サラウンド7.1も)

(米PG-13指定)(日本語吹替版、ドルビーATMOS上映、3D上映、4D上映、IMAX版もあり)

監督:J・A・バヨナ
脚本:デレク・コノリー、
   コリン・トレヴォロウ
撮影:オスカル・ファウラ
出演:クリス・プラット、
   ブライス・ダラス・ハワード、
   レイフ・スポール、ほか

公式サイト
http://www.jurassicworld.jp/
(全国の劇場リストもあり、作品情報は少ない)

前の事件でジュラシック・ワールドが放棄されて3年、運用管理責任者だったクレア・デアリング(ブライス・ダラス・ハワード)は、恐竜保護団体を立ち上げ、政府に働きかけを行っていた。そんなある日、かつて大学で同級生だったイーライ・ミルズ(レイフ・スポール)から呼び出しを受け、超財閥のロックウッド家のお城のようなお屋敷を訪ねる。すると、当主のベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)は、かつてのジョン・ハモンドのパートナーで、ジュラシック・ワールドのあった島の火山が間もなく大噴火するため、恐竜たちを救出したという。そして、イーライはジュラシック・ワールドで恐竜を手なずけたことがあるオーウェン(クリス・プラット)とともに島を案内して欲しいという。


76点

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 良くできた冒険活劇。内容はほとんどなく、ライドのようにシートに座って流れに身を任せればOK。恐竜の島から脱出し、恐竜のオークションを阻む。ただ、ラストはあれで良いのか、大いに疑問。たしかに命は大事。クローンであっても。しかし、命を救うためとは言え、恐竜たちを野に放して良いのか。続編を作るため?

 だからなのか、ちっともパークでもないし、ワールドでもないなあと思って見ていたら、ラストにその意味が……。うむむ、そういうことかあ。

 悪党はとんでもなく悪い。目的のためには手段を選ばない金の亡者。人の命なんてなんとも思っていないし、平気で人を使い捨てる。ちょっとパターンが過ぎるような気もするが、デート・ムービーとしてはこういう方が良いのかしれない。なので、派手なシーンが多いから、これは4D上映などが楽しいだろう。大噴火もものすごい迫力。とてもリアル。すばらしいSFX。これを見るだけでも価値がある。

 それにしても、映画監督ロン・ハワードの娘であるブライス・ダラス・ハワードはきれい。ただ、かわいそうなことにどうも作品に恵まれていないような気はする。もっと良い役で活躍して欲しい。

 銃は、傭兵たちが使うのはFN SCAR、P226、グロク、M92など。傭兵のボスはM500マグナムの4インチ。お屋敷のガードはSG552ショーティ。アーマラーはクリストファー・アサートン。トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(Mission: Impossible - Rogue Nation・2015・中/香/米)や「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」(The Mummy・2017・中/日/米)、「ジェイソン・ボーン」(Jason Bourne・2016・米/中)を手がけた人。

 邦題のサブ・タイトル「炎の王国」はよく意味がわからなかった。火山噴火のことを指しているのだろうか。原題にも入っていない言葉だが……。

 公開4日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、ムビチケカードで2日前に確保。3Dも4Dもなし、ATMOSもなしの通常版にした。40分ほど前に着いたら、すでに黄色の「残席わずか」表示。3Dも4Dも赤の「完売」で、ATMOSだけが白の通常表示。20分前くらいに開場。観客層はさすがに話題作だけあって若い人から中高年まで幅広い。下は父に連れられた小学低学年くらいの女の子。中学生くらいの男の子2人連れもいた。男女比は6対4くらいで男が多かった。10席×2列あったプレミアム席も3〜4席残して埋まった。

 CM・予告の後、マナーがあって、暗くなって映画泥棒からフル・サイズで本編へ。


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