シネスコ・サイズ(表記無し、デジタル?)/音声表記無し(ドルビー・デジタル?)
(『UDCast』方式に対応した視覚障害者用音声ガイド付、一部日本語字幕・英語字幕上映もあり)
監督:佐藤信介 原作:「BLEACH」久保帯人 (集英社ジャンプ コミックス刊) 脚本:羽原大介、佐藤信介 撮影:河津太郎 アクション監督:下村勇二 出演:福士蒼汰、杉咲花、 早乙女太一、MIYAVI、ほか |
幼い時に母・真咲(まさき、長澤さまみ)を失った高校生の黒崎一護(くろさきいちご、福士蒼汰)は、父の一心(いっしん、江口洋介)と、幼い妹2人と暮らしていた。霊が見える他は普通の高校生だったが、ある日、悪霊・虚(ホロウ)と死神の朽木ルキア(くちきるきあ、杉咲花)の戦いに巻き込まれ、重傷を負ったルキアのパワーを一時的に移されると、死神代行として虚と戦わざるを得なくなる。
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面白かった。ボクは原作漫画を読んでいないというレアな人間なので楽しめたのかもしれない。原作ファンは違いなどが気になって楽しめないかもしれないから。コミカルな味付けで、ボク的にはかなり笑えたが、場内はあまり笑っていなかった。そして気合いの入ったハード・アクション。 ラストの駅前での戦いは、バスも何台か巻き込んで、街ごと戦いの場としてぶっ壊しまくる。なかなか痛快。スケールも大きい。雰囲気は、ちょっと「ヤッターマン」(2008・日)に似ている気も。特に駅前の戦いなんか……。個人的には、霊が重要なキーとなっているわけで、もっと怖がらせるようなホラー的な部分も欲しかった。108分はこのストーリーを語るには短かったかも。面白かったけど。 気になったのは、歳の離れた幼い妹2人。一護が幼い時に母を失ったとすると誰の子? よくわからなかった。この辺は原作を読んでいないとダメなのか。 光っていたのは、ルキアの義理の兄・朽木白哉(くちきびゃくや)を演じたMIYAVIと、その部下・阿散井恋次(あばらい れんじ)を演じた早乙女太一。いい雰囲気を醸しだしていた。怖いし、憎たらしい。存在感も見事。 刀の刃のような英語タイトル・ロゴを含む漢字クレジットのタイトルはyU+Co.。アメリカで多くの有名作のタイトルを担当している。なるほどそれで邦画離れした雰囲気を持っていたわけか。 公開2日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にムビチケカードで確保。当日は20分前くらいに開場。観客層は若い人から中高年まで割と幅広く、女性は1/3ほど。最終的には184席の小さなスクリーンの6割ほどが埋まった。いつもと違ったのは、外国人が5人ほどいたこと。英語字幕じゃないのに。原作の人気が世界的ということか。 マナーの後、暗くなって映写機のマスクが左右に広がり、フル・サイズになってから映画泥棒。そして本編へ。 |