2019年1月27日(日)「サイバー・ミッション」

REBORN・2018・中/マレーシア・1時間39分

日本語字幕:丸ゴシック体下、岡田理枝/シネスコ・サイズ(デジタル?、カメラ表記無し)/音響表記無し

(香IIA指定)

監督:リー・ハイロン
アクション監督:ニコラス・カール・パウエル
脚本:スー・リャン、ユー・チャオ、
   リー・マン、リュウ・シー
撮影:Michal Tywoniuk
出演:ハンギョン、
   リディアン・ヴォーン、
   リー・ユアン、
   山下智久、ほか

公式サイト
https://cyber-mission.net
(全国の劇場リストもあり)

裏社会で活躍する腕利きハッカーのゼブラことチャオ・フェイ(リディアン・ヴォーン)は、日本人の大物ボス、モリタケシ(山下智久)から大きな仕事をもらう。しかし自分1人では出来ないことから、パートナーの美女、スー・イー(リー・ユアン)を使って、かつてハッキング大会でチャンピオンを争って負けた相手、海賊船長ことリー・ハオミン(ハンギョン)をプロジェクトに引き込もうと接触を図る。ちょうどそのころ、香港情報安全部の捜査官からもリー・ハオミンに接触があり、チャオ・フェイは前から犯罪を重ねており逮捕したいので情報を流してくれと言う。リー・ハオミンは特訓を受け、スパイとしてチャオ・フェイの相棒になることを決心する。


72点

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 ハイテクを取り込んではいるものの、構造やドラマとしては昔の香港映画っぽい作り。男2人に女1人のパターンは映画の大定番だけど、ハッカーを泥棒に置き換えることができるだろうし、旧友的な設定、潜入捜査などはやっぱり香港映画のパターンだろう。ラストにエンド・ロールで歌が流れて、ちょっと懐かしい感じさえ。歌の歌詞も字幕を付けて欲しかったなあ。そして、美男美女の物語。いやあ、いい男いい女のオンパレード。見るだけでありがたや。

 香港といえど中国映画となってしまった今では、日本人は悪役ということになるのだろう。OSを盗むなら日本人でなければならない!? なんて勘ぐってしまう。徹底的に悪い役。よく山Pが出演したなと。

 格闘あり、カー・チェイスありで、銃撃戦もあって、恋愛に裏切りと、アクションの定石はしっかり押さえている。さすが香港映画。ただIMDbでは5.0点という評価。しかも59票しか投票がない(1/28, 2019)。昔は香港映画といえばお客さんが入ったのに……。

 銃は、ゼブラが海賊船長に突きつけるのが、たぶんS&WのM945。ウロコ型のセレイション。これは後にモリタケシ=山Pも使う。スー・イーがアンテナに装置を貼り付けるのに使うのが、H&K風の組み立て式ライフル。ノートPCはMacとDELL。

 公開3日目の遅いスタートの初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は17〜18分前に開場。観客は若い人から中年層がメインで、男性は中高年メインという感じ。イケメンだらけで山Pが出ているからだろう女性が多く、最終的には1対9くらいの比。ちょっと恥ずかしかった。上映間際にオバさんが増えた。127席に98%くらいの入り。ほぼ満席。あまり予告もしてなかったのに……。

 スクリーンはシネスコで開いており、CMのあ予告の真ん中くらいで映画泥棒があり、予告の最後にマナーの上映。フル・サイズで本編へ。

 エンド・クレジットの最後の方にMX4Dという表記があったので、中国などでは4D上映もあったのだろう。まあ、長くはないもののカー・チェイスもあったからなあ。でも、そこまでじゃないと思うけどなあ。


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