日本語字幕:手描き風書体下、牧野琴子/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル、IMDbではArri ALEXA)/ドルビー・サラウンド5.1ch(IMDbではドルビー・デジタル、ドルビーATMOS、dts:X)
(米R指定、日R15+指定)
監督・製作総指揮:デヴィッド・ゴードン・グリーン 製作総指揮:ジョン・カーペンター、 ジェイミー・リー・カーティス 脚本:ジェフ・フラッドリー、 ダニー・マクブライド、 デヴィッド・ゴードン・グリーン 撮影:マイケル・シモンズ 出演:ジェイミー・リー・カーティス、 アンディ・マティチャック、 ウィル・パットン、 ニック・キャッスル、ほか |
ブギーマンこと殺人鬼のマイケル・マイヤーズ(ニック・キャッスル)が事件を起こしてから40年後の2018年、収容されている精神病棟から別の施設へ移送されることになる。その話を記者から聞いた40年前の事件の唯一の生存者、ローリー(ジェイミー・リー・カーティス)は、すでに自宅を改造しマイケル・マイヤーズと戦う準備を整えていたが、娘のカレン(ジュディ・グリア)や孫のアリソン(アンディ・マティチャック)にも知らせ、用心するように伝えるが、まったく信じてもらえない。そして移送車が事故を起こし、マイケル・マイヤーズは姿を消す。
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うむむ、これは…… なかなか怖くて、なかなかの続編だと思う。これまで作られたシリーズ8作は取りあえず置いといて、第1作のすぐ次につながる物語として作ったと。だから第1作さえ見ていれば、楽しめるし、見ていなくくても単独のホラーとして楽しめると。志村けんじゃないけど「うしろ、うしろ」が多かったなあ。 良いのは、たぶん、なぜブギーマンこと殺人鬼のマイケル・マイヤーズが人を殺すのかとか、心理的な部分に迫ろうなどとはせず、単純に動機が不明な殺人マシーンのマイケル・マイヤーズを描いているから。ヘンな理屈はなし。スッパリと思い切っている。だから理由のわからない怖さもある。 なので、理屈に合わないとか、そういうこともなし。そういうヤツなんだから。そのヘンはわかりやすいが、ほかのまともであるはずの周りの人たちがちょっとおかしい。理屈に合わない。そしてそういうおバカな人たちが殺される。彼氏だけは生き残ってしまうけど……。まず冒頭のインタビューで、事件に使われたマスクを本人のところへ持って行くなんて不可能だろうし、ダメだろう。記者が勝手に患者に対して挑発するとかって、もう冒頭からついて行けない。こんなことがたくさん。 主演のジェイミー・リー・カーティスは、最初のオリジナル版「ハロウィン」(Halloween・1978・米)でスクリーン・デビューした人。以来「スクリーミング・クイーン」と呼ばれるようになった。「トゥルーライズ」(True Lies・1994・米)ではセクシーさを前面に出していたが、さすがに25年も経つとそれは無理。もうおばあちゃん役だもんなあ。 銃は、おばあちゃんが準備しているウインチェスターM73のオクタゴン・バレル?、モスバーグ500のピストル・グリップ、ストックなしに、S&Wのたぶんステンレス.357マグナムM66の4インチ。警官はP226を使用。スコープ付きのライフルはM700か。ほかにレール付きのグロックをオープンストップするまで撃ちまくる。 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は17〜18分前に開場。ほぼ中高年で、若い人は少しだけで、しかも女性の方。といっても、最初20人ほどいて女性は3人。ほぼその割合で、最終的に184席の9割くらいが埋まった。 CM・予告の後、マナーがあって、映写機のマスクが左右に広がってフルサイズのシネスコになって、映画泥棒から本編へ。 時々、4Dスクリーンの振動が伝わってきて、不快だった。 |