2019年4月15日(月)「ハンターキラー 潜航せよ」

HUNTER KILLER・2018・英/中/米・2時間02分

日本語字幕:丸ゴシック体下、林 完治/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル、IMDbではArri ALEXA)/ドルビーATMOS

(英15指定、米R指定)

監督:ドノヴァン・マーシュ
原作:ジョージ・ウォーレス&ドン・キース
   『ハンターキラー 潜航せよ』(ハヤカワ文庫)
脚本:アーン・L・シュミット、
   ジェイミー・モス
撮影:トム・マライス
出演:ジェラルド・バトラー、
   ミカエル・ニクヴィスト、
   ゲイリー・オールドマン、
   コモン、リンダ・カーデリーニ、ほか

公式サイト
http://gaga.ne.jp/hunterkiller/
(全国の劇場リストもあり)

ロシア近海で、ロシアの原潜と、それを追尾していたアメリカのロサンゼルス級原潜タンパベイが共に撃沈される。アメリカ海軍のジョン・フィスク少将(コモン)とNSAのジェーン・ノーキスト(リンダ・カーデリーニ)は、すぐにジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)を新艦長とする攻撃型原潜、通称ハンター・キラーのアーカンソーと、特殊部隊のネービー・シールズを現場に派遣する。するとロシアの軍港内でクーデータが起きようとしていることが判明する。


74点

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 面白かった。かなりB級的ではあるものの、緊迫感がずっと続き、飽きさせず最後まで一気に見せる。まさか2時間超えとは思わなかった。少なくとも見ている間、ほとんど矛盾やトンデモの設定・展開は感じなかった。あとで考えると、やっぱり無理があるかなとか、出来過ぎだろとか、という部分はあったかも。IMDbでは6.6点という評価。ボクは堪能できた。

 ただ、どこかで聞いたような物語ではある。敵対するもの同士が一時的に力を合わせて国難(というか世界難?)に当たり、奇跡のようなことを成し遂げ、握手して別れる。「再び戦場で相まみえることがあれば、次は迷わずトリガーを引く」と言ってはいないがそれを匂わせる男の物語らしいエンディング。一般兵士としてエキストラ的に女性は出てくるが、基本現場は男だけ。彼らを動かしているアメリカ大統領や、NSA(アメリカ国家安全保障局)の幹部らしいジェーンが女性と。

 面白いのは、話が海中の潜水艦の中だけではなく、陸上でも展開すること。そのため密閉感というか閉塞感は薄れるものの、話は広がる。銃撃戦があるし、潜入、脱出と見どころもたくさん。特殊部隊のシールズというのがまた良い。

 ジェラルド・バトラーは製作も兼務。原作が気に入ったのだろう。本物の原潜に乗船したり、軍事顧問やコンサルタントから指導も受けたという。そして原作者の1人、ジョージ・ウォーレスはかつて本当にアメリカの原潜の艦長だったのだとか。なるほどリアルなわけだ。

 銃は、シールズがM4カービン、SCAR-L、P226を使用。スナイパーは最初たぶんバレットM82を使用。そしてロシアではAR15系のカスタムを使用。小型艇のショットガンは、ベネリM3TRのストックなし。ロシア軍はAK47、マカロフなど。スコープはACOG、EOTech、スナイパーはレンズが3つ配置されたトラッキング・ポイントとかいうやつを使用。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は22〜23分前くらいに開場。最初はオヤジばっかり。10分前くらいで14人ほどいてほぼオヤジ。女性はバアバとオバサンの2人。その後最終的に、128席に40人くらいとなった。女性は4〜5人。若い人は3〜4人。平日はこんなものだろう。

 CM・予告のあ、マナーから暗くなってフルサイズで、暗い時の移動は足元に気をつけてと出て、映画泥棒、そして本編へ。


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