日本語字幕:手描き風書体下、アンゼたかし/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル、by Panavision(IMDbではArri ALEXA)、ドルビーVISION)/ドルビーATMOS
(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、4D上映もあり)
監督:デビッド・F・サンドバーグ キャラクター創造:「Shazam」ビル・パーカー、 C・C・ベック 脚本:ヘンリー・ゲイデン 撮影:マキシム・アレクサンドル 出演:ザッカリー・リーヴァイ、 アッシャー・エンジェル、 ジャック・ディラン・グレイザー、 マーク・ストロング、ほか |
魔術評議会の中で唯一の生き残りの魔術師(ジャイモン・フンスー)も力が衰え、後を継ぐ者を探していたが、なかなか見つからなかった。そんな中、新しい里親に迎えられた14歳の少年ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)は、洞窟のような宮殿に召喚され、魔術師からの試練を受ける。純真な心と強い意志を持った正しき者だけが魔術師のすべての力を引き継ぐことができるという。すると、なぜかビリーが選ばれ、「シャザム!」と唱えるだけで、大人のスーパー・ヒーローに変身することができるようになる。
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うーむ、「痛快アクション・コメディ」とは言え、アメリカ人好みの映画という感じ。IMDbでは7.6点という驚くべき高得点。ボクはそこまで楽しめなかった。たぶん、おふざけとシリアスのバランスの問題。本作はギリギリおふざけの方が勝っている。ややおバカ映画。それが良いという人は評価が高くなるだろう。出て行く時、高校生くらいの男の子が「オレのベスト3かな」とか言っていた。 ボク的には、冒頭の警官をだましてパトカーのコンピューターを使うとか、ランチを盗むとか、スーパー・パワーを得てから悪ふざけで人に迷惑を掛けたり(しかもそれが迷惑と認識していない)、バスを事故らせたり、もうダメ。銀行のATMを壊して現金を取り出したら、アメリカではどうか知らないが、日本ではりっぱな犯罪だ。アメリカでは人から取るのでなく、銀行の機械から少し取る程度ならOKなのか。勝手に学校に行かないとか、ありなのか。おバカキャラがたくさん。まあクリスマスに見るには良い終わり方かもしれないが、日本は今公開だからなあ。 結構笑えるシーンはたくさんあるものの、心底笑えないところも。孤児たちの物語や、学校でのいじめなんかはうまく描かれていて、それぞれのキャラクターも立っている(杖の子のキャラはどうかと思うが)。だからこそ、ラストでそれらが効いてくるわけだ。この辺はうまい。CGも自然で、音響も立体的で迫力があり、絵もキレイ。ただ、シャザムってパンチパーマ? SHAZAM(シャザム)とは、Solomon(ソロモンの知恵)、Hercules(ヘラクレスの剛力)、Atlas(アトラスのスタミナ)、Zeus(ゼウスの万能)、Achillies(アキレスの勇気)、Mercury(マーキュリーの)の各神の頭文字をとっているんだとか。ゼウスの万能があれば充分じゃね、という気もするが、欲張りだなあ。 銃は、コンビニ強盗が使っていたのが、S&Wのオート(imfdbではM5906)と、ベレッタ92。 公開2日目の初回、新宿の劇場は全席指定で2日前にネットで確保。当日は15分前くらいに開場。もちろん中高年もいたが、若い人が多く、最終的には2/3くらいが若い人たちだったのではないだろうか。女性は少なめで、たぶん1/4くらい。外国人の姿もチラホラ。着いた時点で残席わずかの黄色表示だったが、小さなキャパの122席は9割ほどが埋まった。うむむ。 CM・予告の後、マナーがあって、暗くなり、映写機のマスクが左右に広がってフル・サイズになると、移動の際は足下に注意と出て、映画泥棒から本編へ。 【ただいま執筆中。少々お待ちください】 |