2019年6月23日(日)「X-MEN:ダーク・フェニックス」

DARK PHOENIX・2019・米・1時間54分(IMDbでは113分)

日本語字幕:丸ゴシック体下、松崎広幸/シネスコ・サイズ(デジタル、2.35、Arri ALEXA、IMAX、ドルビーVISION)/ドルビーATMOS(IMDbでは、ドルビー・デジタル、ドルビー・サラウンド7.1、dts:X、Auro11.1も)

(米PG-13指定)(IMAX版、4D上映もあり)

監督・脚本:サイモン・キンバーグ
撮影:マウロ・フィオーレ
出演:ソフィー・ターナー、
   ジェームズ・マカヴォイ、
   マイケル・ファスベンダー、
   ジェニファー・ローレンス、
   ジェシカ・チャステイン、ほか

公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/darkphoenix/
(全国の劇場リストもあり)

1992年、NASAからの救助依頼で、X-MENは宇宙空間で連絡を絶ったスペース・シャトル「エンデバー」の乗組員救出に向かう。その際、ジーン(ソフィー・ターナー)だけが逃げ遅れて、ゆっくりと迫りつつあったガス状の物質に飲み込まれ、体に異常をきたす。地球に戻ってから精密検査をすると、ジーンの超能力は測定不能なほど上がっていることが判明する。そしてジーン自身がその力をコントロールできなくなり、暴走を始める。そんなころ、地球に謎の光体が舞い降り、正体不明の宇宙人たちが現れると、地球人の体を得て活動を始める。


74点

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 映画としては良くできているのではないかと思う。ただ、ファン的にはラストということで、主要な仲間を失うことにもなり、時間をさかのぼって未来を変えたりしたので、これまでの世界と変わっている部分があり、メイン・キャラのようなウルヴァリンが出てこないのも寂しいかも。つまり、これまでのX-メンとは雰囲気というか世界がちょっと違う。そこがどうかで評価は分かれそうな感じ。

 また最近の映画にありがちな、男女平等的なことから、「X-メン」を「X-ウィメン」とするのも流行っぽくて、ちょっと気になるか。

 それでもアクション満載で、重低音の響きが凄く、音も良く回るし、画質も素晴らしく言うことなし。2Dなのに立体感もあった。3D-CGもリアルで見事だ。悪党も徹底的に悪い。

 まあジーンを演じたソフィー・ターナーが美人。この人はTVの「ゲーム・オブ・スローンズ」(Game of Thrones・2011〜・米/英)シリーズに出ていたらしい。一方、無表情のジェシカ・チャステインが良い味を出している。やっぱり美人の無表情は怖い。そして、何よりジーンの少女時代を演じたサマー・フォンタナが良い。ものすごくうまい感じがした。ビックリ。この子は大化けするかも。ソバカスもかわいい。

 銃は、FBIとおぼしき(軍?)特殊部隊がM4カービンとグロックを使用。ただ舞台設定が1992年なので、M4カービンが採用されたのは1994年だからおかしいという指摘も。武装列車やヘリにはM2重機関銃も。ポンプショットガンはレミントンだったか、モスバーグだったか。武器係は、エンド・ロールでは「パニッシャー:ウォー・ゾーン」(Punisher: War Zone・2008・米/加/独)などを手がけたヴィンセント・マリオンとなっていたと思うのだが、IMDbでは武器係の表記がなく、セット・アーマラーという役職の人だけ。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は15分前くらいに開場。ビル自体が開いたのが20分前くらいだったので、トイレに行ったらすぐ開場という感じ。せわしない。観客層はやぱり中高年。最初15人くらいいて、女性は2〜3人。最終的には200席の8割くらいが埋まった。8席あったプレミアム席は7席というところ。

 CM・予告の間で半暗になって、再びCM・予告からマナーがあって、暗くなって足元注意、そして映画泥棒で、本編へ。


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