2019年6月29日(土)「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」

SPIDER-MAN: FAR FROM HOME・2019・米・2時間15分(IMDbでは129分)

日本語字幕:丸ゴシック体下、林 完治/シネスコ・サイズ(デジタル、2.39、Arri 、IMAX、ドルビーVISION、IMDbでは8K)/ドルビーATMOS

(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、3D上映、4D上映もあり)

監督:ジョン・ワッツ
脚本:クリス・マッケナ、
   エリック・ソマーズ
撮影:マシュー・J・ロイド
出演:トム・ホランド、
   ジェイコブ・バタロン、
   ゼンデイヤ、
   ジェイク・ギレンホール、ほか

公式サイト
http://www.spiderman-movie.jp
(全国の劇場リストもあり)

ピーター・パーカー(トム・ホランド)が通う高校で、夏休みにヨーロッパへの科学ツアーが行われることになる。ピーターは親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)と共に参加することに。参加者の中にはピーターが密かに思いを寄せるMJ(ゼンデイヤ)もいたので、旅行中に親密になってどこかで告白しようと計画する。ところが最初の旅行先、イタリアのベネチアで水のモンスターが現れ大暴れ。そこへ謎のヒーロー、ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)が現れ、ピーターと協力して撃退。すると元S.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)から連絡が入り、新たな脅威が迫っているので、ミステリオと協力して対処して欲しいと要請される。しかしMJのことが気になるピーターは、自分は愛すべき隣人で、スーパー・ヒーローじゃないと断ってしまう。


71点

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 IMDbでは8.4点という信じられないほどの高評価。ボクは楽しめなかった。子供向けの青春ドタバタ学園コメディというような感じ。恐ろしいほどのご都合主義で、いかにも陽気でアホなアメリカ人という登場人物ばかりが出てきて、オバかなドラマ(?)が展開する。スパイダーマンのファンなら楽しめるのかもしれない。若い人たちには良かったようで、終わった後「凄かったなあ」とか言っていた。

 町ひとつが破壊されそうなほどの大きな事件が起きているのに、主人公が考えていることはクラスの素敵な女の子、MJの気をどうやって引いて告白するかということだけ。親友のネッドは、修学旅行で「ヨーロッパ人はアメリカ人が好きだから、むこうでモテまくろう」と言ってるし。アメリカの高校生ってみんなこんななのか。

 SFXというか3D-CGは凄い。スパイダーマンは本当に建物に飛び乗っているようだし、爆発も本当に起こっているようだし、絵もキレイだし…… でもバカはバカ。

 彼女、MJ役のゼンデイヤは「グレイテスト・ショーマン」(The Greatest Showman・2017・米)でピンクの髪の空中ブランコ乗りを演じていた人。あっちのほうが大人っぽかったし、美人に見えた。なぜか本作ではあまり魅力的に見えない。

 銃は、冒頭、ニック・フューリーがS&WのM&Pを、副官の女性マリア・ヒルがグロックを使う。ほかに、M4カービン、P30かVP9など。

 ラストのラスト、エンド・クレジットの後にオチの映像あり。すぐ席を立たないように。

 公開2日目のATMOS上映初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は雨で、ビルが開いたのが30分前で、それまでは外で待ち。開場は20分ほど前。ロビーにスパイダーマンのクモっぽいスタチューがあり、若い人が写真を撮っていた。やや女性が多めか。着いた時点ですでに赤色表示の満席表示。

 観客層は、最初9割くらいが男性だったが、徐々に女性も増えてきて、最終的に男女比は7対3くらいに。ただオバサンは少なめ。若い人から中高年までいたが、メインは若い男性。下は中学生くらいからいた。外国人の姿もチラホラ。最終的には499席に98%くらいの入り。うしろのプレミア・ラグジュアリー席はわからないが、真ん中あたりの9席×2列あったプレミア席も満席。すごいなあ。

 シネマ・チャンネルから半暗になって、CM・予告、マナーから暗くなって、TCXデモ、ATMOSデモ、足元注意で、やっとかというところで腰砕けの映画泥棒、そして本編へ。

 それにしても、4Dスクリーンの振動が伝わってきて、不快だった。

 先週くらいから、ようやくこの劇場にもロビーにモニターが付いて、どの作品が入場開始したのか一目でわかるようになった。遅いって。


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