2019年7月14日(日)「トイ・ストーリー4」

TOY STORY 4・2019・米・1時間40分

日本語字幕:手描き風書体下、石田泰子/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル)/ドルビーATMOS(IMDbではドルビー・デジタル、dts:X、ドルビー・サラウンド7.1、Sonics-DDP、IMAX 6-Track、Auro 11.1、12トラック・デジタル・サウンドも)

(日本語吹替版、IMAX版、3D上映、4D上映もあり)


監督:ジョシュ・クーリー
脚本:ステファニー・フォルソム、
   アンドリュー・スタントン
声の出演:トム・ハンクス、
     ティム・アレン、
     アニー・ポッツ、
     キアヌ・リーヴス、
     ティモシー・ダルトン、ほか

公式サイト
http://www.disney.co.jp/movie/toy4.html
(全国の劇場リストもあり)

おもちゃたちの新しい持ち主となったボニー(声:マデリーン・マックグロウ)は、幼稚園に入る前の体験入学で、いったんは捨てられたゴミを使ってオリジナルのおもちゃ、フォーキー(声:トニー・ヘイル)を作る。そしてフォーキーが一番のお気に入りとなるも、フォーキーは自分をゴミと思っており、チャンスがあればゴミ箱に入ろうとする。そんな時ボニーの入園前に家族旅行に出かけることになり、一家はキャンピング・カーを借りて出発するが、途中、フォーキーは飛び降りてしまう。おもちゃたちのリーダー、ウッディ(声:トム・ハンクス)はボニーが悲しむことになるからと、連れ戻すため自分も飛び降りる。


86点

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 優しさに溢れた、期待通りの作品。なんて優しい映画なんだろう。笑いも適度にあって、感動した。もう途中でウルウルきて、泣きそうになった。どうにか堪えて、セーフ! 第1作からそうだったが、大人にこそ響く物語のような気がする。自分にもオモチャで夢中になって遊んだ時代があったなあ、と。

 子どもたちを幸せにするのがボクたちオモチャの使命だと、強く主張するウッディのいじらしさ。初期不良で最初のチャンスもなかったギャビー・ギャビーの悲しさ。子供に持って帰ってもらえない景品のぬいぐるみ、大事なところで失敗したスタントマン人形……オモチャそれぞれにドラマがあって、それがまたせつない。オモチャは本当にこんな風に思っているのかもしれないと、少なくとも映画を見ている間は、思わせてくれる。そして、恋も! ハリウッドのパターン。

 絵はもうほとんどCGを超えて、実写のよう。風景や建物、道路や衣服、雨にホコリ、蜘蛛の巣まで、キャラクター以外が超リアル。色も鮮やかできれい。演出かもしれないが、本物の人間だけがどうにもCGっぽい。リアルにしようとすると「ブキミの谷」に入ってしまうのかも。もう人間は実写を合成するしかない?

 音も良く回り、後方の左右で会話したりする。クリアだし使い方がうまい。ウッディの冒険の最終章ということになるが、トイ・ストーリーはこれで終わってしまうの?

 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は15分前くらいに開場。入り口でトイ・ストーリーのオモチャのカタログを配っていた。雨が降っていたけど、TOHOデイということで鑑賞料金は1,200円均一。しかも日曜と重なって、ロビーは大混雑。観客層は若い人から中高年まで幅広く、下は小学生くらいからいた。意外と子どもが多かったが、字幕なのに大丈夫か? 男女比はほぼ半々。最終的には407席の7.5〜8割くらいが埋まった。プレミアム席は3席ほど。朝早めなのになかなか。

 CM・予告の途中で半暗になって、マナーのあと暗くなって、足元注意から、映画泥棒で本編へ。短編なしのいきなり本編。


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