2019年9月7日(土)「アス」

US・2018・中/日/米・1時間56分

日本語字幕:手描き風書体下、種市讓二/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル、Panavision、IMDbではArri ALEXA)/dts:X、ドルビーATMOS

(米R指定、日R15+指定)

監督・脚本・製作:ジョーダン・ピール
撮影:マイケル・ジオラキス
出演:ルピタ・ニョンゴ、
   ウィンストン・デューク、
   エリザベス・モス、
   ティム・ハイデッカー、ほか

公式サイト
https://usmovie.jp
(全国の劇場リストもあり)

幼い頃、遊園地のびっくりハウスで自分とそっくりな少女に出会った恐怖体験をトラウマとして抱えるアデレード(ルピタ・ニョンゴ)は、夏休みを過ごすため夫のゲイブ(ウィンストン・デューク)、娘のキティ(エリザベス・モス)、息子のジョシュ(ティム・ハイデッカー)と、カリフォルニア州サンタクルーズの湖畔の家を訪れる。ところがある夜、赤い服を着た自分たちとソックリの一家4人が現れ、襲いかかってくる。


71点

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 うーむ、これは…… トンデモ話で、前振りのトンネルの話はほとんど関係ないような……まあそこに住んでいたのかもしれないけど、なくてもいいことで。それだけではなく、全体にあまり納得できないというか、わからなかった。頭が悪いからか……。

 かなり血まみれで、残酷。怖いというより気持ち悪い。ハサミって……。普通アメリカなら銃だろうと思うけれど、銃は出てこず、全員がハサミ。殺して入れ替わって、そして全員で手をつなぐ。何のために? 理屈が通らない。不条理を描いたのか。まあ、いずれにしても不快。

 監督は、傑作ホラー「ゲット・アウト」(Get Out・2017・米/日)のジョーダン・ピール。あれ1本で主演のダニエル・カルーヤをスターダムにのし上げた。あれもトンデモ話だったが、リアリティとショッキング度がだいぶ違う。そうそう次から次へと面白い作品を連発できるはずもなく、となるとこの次の作品でどれだけ取り戻せるかという判断になるのではないか。がんばって欲しいなあ。

 公開2日目の初回、新宿の劇場はスタートがなんと午後ということで、そんなに人気がなく、前評判も低かったのだろうかと不安になる。2日前にネットで確保して、当日は12〜13分前くらいに開場。観客層は若い人から中高年まで幅広く、意外に若い人が多かったが、ほとんど男性のみ。ギリギリにオヤジが増えて、最終的には128席ほぼすべて、98%くらいが埋まった。女性は1〜1.5割ほど。

 CM・予告の後、マナーから暗くなって足元注意、そして映画泥棒で、フル・サイズ(シネスコ)で本編へ。


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