2019年9月14日(土)「僕のワンダフル・ジャーニー」

A DOG'S JOURNEY・2019・中/印/香/米・1時間49分

日本語字幕:手描き風書体下、吉川美奈子/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル、IMDbではArri)/ドルビー・サラウンド7.1

(米PG指定)(日本語吹替版もあり)

監督:ゲイル・マンキューソ
原作:A Dog's Journey/W・ブルース・キャメロン
脚本:W・ブルース・キャメロン、
   キャスリン・ミション、
   マヤ・フォーブス、
   ウォレス・ウォロダースキー
撮影:ローヒエ・ストファース
出演:ジョシュ・ギャッド(声)、
   キャスリン・プレスコット、
   デニス・クエイド、
   マージ・ヘルゲンバーガー、ほか

公式サイト
http://boku-wonderful.jp
(全国の劇場リストもあり)

アメリカの田舎の牧場で、飼い犬のベイリー(声:ジョシュ・ギャッド)は、大好きなご主人のイーサン(デニス・クエイド)、奥さんのハンナ(マージ・ヘルゲンバーガー)、事故で亡くなった息子の嫁のグロリア(ベティ・ギルピン)、その幼い娘のCJと暮らしていた。しかし子育てがうまくできないグロリアにたびたびイーサンとハンナが口を出すため、グロリアはCJを連れて出て行ってしまう。そんなとき、ベイリーが病に犯される。イーサンはベイリーが転生できる犬だと知っているので、息を引き取るとき次生まれ変わったらCJを守ってくれと頼む。そしてビーグルのミックスに生まれ変わったベイリーはモリーと名付けられ、子犬のときすぐにCJを見つけて飛びついていく。すぐに気に入られたモリーだったが、グロリアは犬嫌いだった。


75点

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 感動! 犬好きにはたまらない映画ではないだろうか。犬って、本当にこんなふうに考えているのではないかと思えてくる。人間と違って、まっすぐで、ピュア。脚本家か、原作者か、監督の思いかわからないが、主人公の犬、ベイリーは自分の目的はただひとつ「人を愛するのが目的」だと言い切る。この映画を観ると、本当にそんな気がしてくる。あちこちで鼻をすする音が聞こえた。泣いてる人は多かったのでは。ボクも危うかった。

 前作は見たかったのだが、劇場が気に入らなかったか、スケジュールが合わなかったかして、見ることができなかった。しかし見ていなくても充分楽しめた。保護犬の話や、働く犬=検知犬の話も入れながら、決して恵まれていない人生を、肯定的に、そしてコミカルに描いて行く。そこが良いのではないかと思う。

 ただ、冒頭アリババのロゴが出て、あっ、これは中国映画かと思ったら、重要なエリート系のボーイフレンド役が中国人だった。なるほどね。中国で公開するためには、中国人が出ていないと不利になるらしいからなあ。

 公開2日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は毎月1回のTOHOデイで割引料金だから混むかと思ったら、普段と変わらない感じ。あらら、あまり知られていないのか。15分前くらいに開場。観客層は若い人から中高年までいたが、メインは高寄り。若い人は数人。男女比は半々くらい。ポップコーン率が高かった気がしたが、割引で浮いた分をそちらに回したか。最終的には184席に4割くらいの入りは、ちょっと少ないような。ここの劇場の、おそらく唯一、前席が邪魔になるスクリーンでの上映で、後ろ寄りは危険。真ん中くらいで見たい。

 シネマ・チャンネルのあと半暗になって、CM・予告からマナーがあって、暗くなり、映写機のマスクが左右に広がって白バックの足元注意(白がまぶしいので黒バックの白文字にして欲しい)、そして映画泥棒で本編へ。


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