2019年9月29日(日)「ヘルボーイ」

HELLBOY・2019・米/英/ブルガリア/加・2時間00分

日本語字幕:丸ゴシック体下、松崎広幸/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル、IMAX、IMDbではArri ALEXA)/ドルビーATMOS(IMDbではドルビー・デジタル、IMAX 6トラックも)

(米R指定、日R15+指定)

監督:ニール・マーシャル
原作:マイク・ミニョーラ「Hellboy」
   ダーク・ホース・コミック
脚本:アンドリュー・コスビー
撮影:ロレンゾ・セナトーレ
出演:デヴィッド・ハーバー、
   イアン・マクシェーン、
   ミラ・ジョヴォヴィッチ、
   ダニエル・デイ・キム、ほか

公式サイト
http://hellboy-movie.jp
(全国の劇場リストもあり)

西暦517年、ブリタニア。アーサー王(マーク・スタンリー)は最強の魔女、ブラッド・クィーンことヴィヴィアン・ニムエ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)を倒し、復活させないため、体を切り刻み別々の箱に入れて封印し隠した。そして現代、アメリカを拠点に世界中で活動している超常現象調査防衛局=B.P.R.D.の最強エージェント、ヘルボーイ(デヴィッド・ハーバー)は、魔物退治に励んでいたが、イングランドのオシリス・クラブからの手助けして欲しいという要請で、ロンドンに向かう。


67点

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 うむむ、これは…… 暴力表現が過激で、アメリカではR指定の成人映画で、日本でもR15+指定という、大人向けの映画なのに、内容はほぼ子ども向けの荒唐無稽なおとぎ話的物語。展開もよくわからなくて、納得いかない。ボクには理解できなかった。見所もない。

 しかも、またまたアーサー王伝説? あのマイケル・ベイ監督が残念な大予算映画「トランスフォーマー/最後の騎士王」(Transformers: The Last Knight・2017・米/中/加)で失敗したばかりではないか。それをまた持ち出して…… 続編まで作られたギレルモ・デル・トロ版「ヘルボーイ」(Hellboy・2004・米)がすでにあって、ベストとは言えないまでも成功しているわけで、なぜまた作ったんだろう。15年たったから? まったく超えていないし、新しさも感じられない。IMDbでも「トランス……」とほぼ同程度の5.2点の低評価。

 残酷シーンは満載。腕が落ちる、頭が飛ぶ、つぶれる…… うむむ。これが売りか? 

 ミラ・ジョヴォヴィッチと「HAWAI FIVE-0」のチン・ホー・ケリー役、ダニエル・デイ・キムが出ていたのがせめてもの救いか。出ていたというだけで、特に良かったわけではないが。

 銃は、ヘルボーイがドデカいSFリボルバーを使用。第二次世界大戦のシーンでは1911オート、トンプソンM1、MP40、P08など。ベトナム戦争の回想ではM16A2。特殊部隊はマグプルのハンドガードが付いたM4。ほかにP226も登場。

 ラストのラスト、エンド・クレジットのあとにも映像があるが、まっ、どうでもいいか。

 公開2日目の2回目、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は20分前くらいに開場。観客層は若い人から中高年までいたが、メインはほぼ若い人。珍しく高齢者は少ない印象。男女比はもちろん男性が多く、8対2か7対3くらい。外国人の姿も1人、2人。最終的には9席×2列のプレミアム席に4人、499席に4.5割くらいの入り。こんな大きなスクリーンに掛かったのにも驚いたが、こんなに入るとは。でも今後増えるとは思えないけど。

 マナーのあと暗くなって、TCXのデモ、まぶしい足元注意、映画泥棒で、本編へ。


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